コレクション機能でテーマ別に見せる

はじめに|“ジャンル別ポートフォリオ整理”シリーズの第3回

これまでのシリーズでは、Adobe Stockでは統一感とシリーズ性、PIXTAでは地域性と具体性を重視した整理法を紹介しました。
今回は、海外ユーザー比率が高いShutterstockに焦点を当て、
テーマやコンセプトごとに作品を見せる「コレクション機能」を活用した整理方法を紹介します。

これまでのシリーズでは、Adobe Stockでは統一感とシリーズ性、PIXTAでは地域性と具体性を重視した整理法を紹介しました。
今回は、海外ユーザー比率が高いShutterstockに焦点を当て、
テーマやコンセプトごとに作品を見せる「コレクション機能」を活用した整理方法を紹介します。

【第1回】Adobe Stockでポートフォリオを整理しようの記事はこちら

【第2回】PIXTAポートフォリオ戦略の記事はこちら

Shutterstockの特徴と整理方針

Shutterstockでは、投稿者ページにある「コレクション」機能が、ポートフォリオ整理の中心となります。
Adobe StockやPIXTAと異なり、作品をテーマ別・シリーズ別に並べて見せることができる点が特徴です。

特徴まとめ

  • コレクションを作成し、テーマごとに作品を分類できる
  • 1コレクションあたり数百点まで登録可能
  • 公開設定をすればプロフィールページにも表示される
  • 海外ユーザーが多く、「ビジュアルテーマ」や「コンセプト性」が重視される

整理方針

  • 「都市」「背景」「自然」「抽象」など、テーマ単位で作品をまとめる
  • シリーズごとに英語タイトルをつける(例:Concrete BackgroundsUrban TokyoMinimal Abstract
  • 日本語説明文は不要。グローバル視点で「使われ方」を意識する

コレクション機能を使った整理の手順

Shutterstockの「コレクション」は、作品をジャンル・テーマ別にまとめるための最適な機能です。
操作も非常に簡単で、慣れれば数分で新しいコレクションを作成できます。

コレクションの作成手順

1.コントリビューターページでコレクションの「すべてのコレクションを見る」をクリック。
※コレクションはコントリビューターページの右下にあります。

コントリビューターページでコレクションの部分。「すべてのコレクションを見る」が赤枠で囲われている。

2.右上の[+ 最新コレクション]をクリック。

コレクションページの[+ 最新コレクション]が赤枠で囲われている。

3. コレクション作成画面で、以下の3つの項目を設定します。
コレクション名を入力します。(例として「Japan Cityscape」など)
・ コレクションに入れるコンテンツとして、「画像」または「動画」のいずれかを選択します。(混在不可
・ コレクションの公開設定を、「公開」または「非公開」のどちらかにチェックを入れます。

最新コレクションの画面。入力や選択する部分を説明している。

4.コレクションに「Japan Cityscape」が追加されます。「Japan Cityscape」をクリック。

Japan Cityscapeのサムネイル画面

5.「Japan Cityscape」のページが開くので、「ポートフォリオに移動」をクリック。

Japan Cityscapeのページ。ポートフォリオに移動が赤枠で囲われている。

6.ポートフォリオページに移動したら、追加したい画像をチェックしていきます。

ポートフォリオページの画像を追加している画面。

7.ポートフォリオページの上部に追加した画像が表示されるので、追加(ハートマーク)をクリック

ポートフォリオページの上部に追加した画像が表示されている画面。右端のハートマーク(追加)が赤枠で囲われている。

8.以下のコレクションタイプを「既存のコレクション」を選択。コレクションを選択を「Japan Cityscape」を選択して、保存。

追加の画面。コレクションタイプとコレクションを選択が赤枠で囲われている。

9.「Japan Cityscape」のページに追加された画像が表示されます。

「Japan Cityscape」のページに追加された画像が表示されている。

整理のコツ

  • コレクション名はシンプル&英語で統一(海外ユーザーに伝わりやすい)
  • 公開設定にしてプロフィールページからも見せる
  • コレクションごとにトーン・配色・構図をそろえるとブランド感が出る

実例:Vector background コレクションの構成

私が実際に運用しているコレクションの一つに、
Vector background」というシリーズがあります。

このコレクションでは、Adobe illustratorで作成した抽象的なベクター素材を中心にまとめています。
淡いグラデーションや幾何学模様など、Webデザイン・プレゼン資料・バナー制作向けの背景素材を想定して作成しています。
シリーズとして統一感を出すことで、購入者がテーマ単位で選びやすくなります。

コレクション例

 TECHD – Vector background コレクションを見る

構成のポイント

  • グラデーション背景:柔らかい色合いで清潔感を演出
  • 幾何学パターン:ビジネス用途・テクノロジー系向け
  • 抽象的な光の表現:タイトルに「Calm」「Harmony」「Energy」などの印象語を入れる

同系統の作品をまとめることで、閲覧者が「このシリーズから選びたい」と思えるようになります。

トレンドとシリーズ戦略の組み合わせ

Shutterstockは他のサイトと比べて、トレンド性の高いテーマが売れやすい傾向があります。
そのため、コレクション作成時には「いま需要があるテーマ」を意識して整理するのが効果的です。

トレンドを取り入れる例

トレンドテーマ対応コレクション名内容の方向性
Sustainability(サステナビリティ)Green Future環境・自然・再生可能エネルギー系
Technology(テクノロジー)Digital Gridデジタル背景・光・ネットワーク
Minimalism(ミニマリズム)Simple Space無駄を省いた構成・余白重視デザイン
Wellness(ウェルネス)Calm Mind癒し・自然光・柔らかいカラー

コレクションごとにテーマを明確化しておくと、Shutterstock内の検索でも上位表示されやすくなります。

まとめ|コレクション整理で“テーマの見えるポートフォリオ”を作る

Shutterstockでは、コレクションを使ったテーマ整理が最も効果的です。
単に作品を並べるだけでなく、
「どういう方向性でまとめたシリーズか」を明確にすることで、購入者に強い印象を与えられます。

コレクションは、ポートフォリオ全体を“ビジュアルで説明するプレゼンテーション”のような存在。
ジャンルごとにトーンを統一し、タイトルで印象を補足することで、作品群が一つの「ブランド」として成立します。

次回はシリーズ最終回として、ブログとPinterestを連携させたブランド化の見せ方を解説します。

ストックフォトで作品を投稿する際は、LightroomやPhotoshopでの
色調補正やトーン調整が作品の印象を大きく左右します。
編集で明るさ・色味を整えるだけでも、審査の通過率が高まるケースがあります。
仕上げ作業には、RAW現像から最終仕上げまで一括で行える
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