はじめに:カメラ片手に巡る、坂と海と光の街

異国情緒と歴史が交差する街、長崎。坂の傾斜に寄り添う家々、谷間に光が差す港、そしてどこを歩いても視界が立体的に動く独特の風景。

実際に高台から見ると、家々が山肌を這うように立ち並ぶ光景は圧巻で、この街が「すり鉢状」の立体都市であることを強く認識させられました。

今回はその魅力を求め、「長崎の絶景」と呼ばれるスポットを中心に短時間で巡るスナップ旅をしてきました。

限られた時間の中でも、鍋冠山 撮影や街中のスナップなど、長崎ならではの“高さと奥行き”が伝わるシーンに出会えました。この記事では、その中から特に印象に残った5枚を撮影設定とともに紹介します。

使用機材
カメラ:NIKON D3100
レンズ:NIKKOR 18-135mm

最新の機材でなくても、その場での写真の魅力は十分に撮ることができます。
光と地形が豊かな街ほど、カメラは応えてくれます。

本来は別の予定で訪れた長崎でしたが、翌日の飛行機が夜の最終便だったこともあり、せっかくならとカメラを携えて街へ。前日の夜に地図を眺めながら、短い滞在でも巡れそうな場所を選びました。

絶景セクション:長崎の全景を見渡す高台へ

鍋冠山展望台:長崎港を埋め尽くす光景

長崎港を見下ろす鍋冠山からの昼景。大型客船と立体的な街並みが湾に沿って広がる様子。

長崎の高台ビューといえば、まず外せないのが鍋冠山展望台。ここからの眺めは圧巻で、港全体の形、坂の斜面にびっしりと並ぶ住宅、大きな湾の奥行きまで一望できます。

この日は巨大客船「DIAMOND PRINCESS」が停泊しており、街と海と船が一枚の絵のようにつながる絶景に。長崎が“立体都市”と呼ばれる理由がよく分かる瞬間でした。

機材情報
カメラ:NIKON D3100
設定:焦点距離 18mm / F値 f/9 / シャッタースピード 1/320秒 / ISO 100

撮影メモ
空気が澄んだ午前だったので、18mmで港のカーブまで気持ちよく収まりました。

五社公園:稲佐山を望むドラマチックな夕焼け

稲佐山を背景に、夕焼けの光が雲間から差し込む長崎市街の夕景。

長崎港の東側にある五社公園は、夕景の穴場。太陽が沈むころ、雲の切れ間からこぼれる光が稲佐山をドラマチックに照らし出しました。街の明かりがまだ灯っていない時間帯に撮ることで、シルエットの深みが際立ちます。

鍋冠山の撮影と並んで、夕方の長崎を象徴する構図のひとつです。

機材情報
カメラ:NIKON D3100
設定:焦点距離 32mm / F値 f/9 / シャッタースピード 1/250秒 / ISO 100

撮影メモ
雲の形が美しく残るタイミングを待ち、太陽の位置に合わせて露出を少し抑えています。

港と都市の風景:長崎県庁展望テラス

港の船やビル群を俯瞰できる長崎県庁展望テラスからの都市景観。

新しく整備された長崎県庁の展望テラスは、実は静かに人気が高まりつつある撮影スポット。高すぎず低すぎず、港の生活感や都市の表情がちょうどよく見渡せる高さが魅力です。

港に浮かぶ船、防波堤のライン、背後の山に広がる住宅地。光が海面に反射する瞬間は、長崎の“港町としての気品”を感じさせます。

機材情報
カメラ:NIKON D3100
設定:焦点距離 31mm / F値 f/9 / シャッタースピード 1/250秒 / ISO 100

撮影メモ
建物の並びを真横にせず、少し角度をつけることで奥行きが生まれました。

街歩きセクション:歴史と異国情緒のスナップ

眼鏡橋:「映り込み」が織りなす風情

中島川の水面に映る石橋が“眼鏡”の形を作る、長崎の歴史的スポット・眼鏡橋。

日本最古の石造アーチ橋として有名な眼鏡橋。水面に映るアーチが実際の橋と重なり、“眼鏡”の形に見える美しい風景が特徴です。川沿いには紅葉も色づき始め、長崎らしい和洋ミックスの情緒が漂っていました。

機材情報
カメラ:NIKON D3100
設定:焦点距離 28mm / F値 f/9 / シャッタースピード 1/250秒 / ISO 100

撮影メモ
川面の反射を強調するため、日の角度に合わせて立ち位置を微調整しました。

長崎新地中華街(新地橋広場:異国の朱色に活気を感じる

長崎新地中華街の朱色の牌楼と周囲の建物、行き交う人々のにぎわい。

長崎の異国文化を象徴する新地中華街。鮮やかな朱色の牌楼は訪れるたびに圧倒される存在感で、細かい装飾を見上げるだけで物語が始まりそうな気配があります。

観光客の動きや周囲の建物を含めることで“街としての息づかい”も写し込めました。

機材情報
カメラ:NIKON D3100
設定:焦点距離 22mm / F値 f/9 / シャッタースピード 1/250秒 / ISO 100

撮影メモ
門の朱色が暗く沈みやすい日陰の時間帯だったため、Lightroomでシャドウを軽く持ち上げ、彩度をわずかに補正して現地の華やかさを再現しました。

まとめ:古き良き機材でも長崎の光は撮れる

今回の長崎スナップ旅では、古いカメラとレンズでも十分に“長崎 絶景”の魅力が引き出せることを実感しました。風景そのものが立体的で、光の移ろいも豊かなので、どんな機材でも撮る楽しさを味わえる街です。

次回は、今回撮れなかった鍋冠山・稲佐山からの「世界新三大夜景」を撮影するために、三脚を持って再訪したいと思います。

撮影スポットマップ

鍋冠山展望台

五社公園

長崎県庁展望テラス

眼鏡橋

新地橋広場

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