このブログでは、「久安寺のあじさいうかべ」を中心に、紫陽花の写真や構図の工夫、アクセス方法まで写真付きで詳しく紹介しています。

大阪の紫陽花名所・久安寺へ

2025年6月22日(日)、大阪で紫陽花が楽しめるスポットを探していたところ、「久安寺(きゅうあんじ)」あじさいうかべのことを知り、訪れてみました。

インスタグラムなどでも数多くの写真が投稿されていて、色とりどりの紫陽花が水面に浮かぶ幻想的な光景に惹かれて、カメラを持って出かけることにしました。

久安寺のあじさいうかべについて

久安寺の「あじさいうかべ」は、毎年6月中旬から7月初旬にかけて開催されています。
2025年は6月15日(土)〜7月2日(火)の期間に実施され、具足池の水面に浮かぶ紫陽花が、訪れる人々を魅了しています。
境内の静けさと、色とりどりの水面に浮かぶ紫陽花が織りなす風景は、この時期ならではの見どころです。
※訪問前には久安寺の公式サイトやSNSで最新情報をご確認ください。

※引用元:久安寺公式サイト

アクセス|池田駅からバスで久安寺へ

阪急「池田駅」からはバスでアクセス可能。バス乗り場は2番乗り場で、路線番号は「26番系統」です。2番乗り場には「久安寺」と書かれた文字もありましたので、わかりやすかったです。

私が訪れた日は日曜日。朝8時18分に池田駅のバス停に到着しましたが、すでに10人ほど並んでいました。

  • 乗車バス:阪急バス 希望ヶ丘四丁目行き(26番系統)
  • 発車時刻:8:35 池田駅
  • 到着時刻:8:52 久安寺バス停着
  • 料金:250円
阪急バス 希望ヶ丘四丁目行き(26番系統)の案内表示

久安寺のバス停です。バスを降りて少し歩くと、すぐに境内入口が見えてきます。

久安寺のバス停に停車している阪急バス

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久安寺の見どころ①|あじさいうかべと具足池

拝観受付の入口前には、具足池(ぐそくいけ)と呼ばれる池があります。

この池がまさにSNSでも人気の「あじさいうかべ」の舞台。水面には色とりどりの紫陽花が浮かべられており、見る角度によってまるで絵画のような美しさが広がります。

池のまわりにはスマートフォンやカメラで撮影する人が多く、映えスポットとしても注目されているのが納得の風景でした。

久安寺の見どころ②|楼門と紫陽花の風景

あじさいうかべがある具足池を過ぎて参道を進んでいくと、国指定重要文化財「楼門」が見えてきます。

この楼門へと続く道沿いにも紫陽花が咲き誇っており、「楼門と紫陽花」の組み合わせを狙って撮影している人が多く見られました。

草木のトンネルのような構図や、苔むした石壁と紫陽花を組み合わせた風情など、被写体としての魅力が十分にありました。

久安寺の見どころ③|虚空園と釈迦涅槃像

境内には他にも見どころがあり、6.4メートルの巨大な「釈迦涅槃像」「虚空園(こくうえん)」と呼ばれる庭園には、梵字をかたどった「ア字山」や「バン字池」が配置されており、“曼荼羅の庭”とも称されています。庭園や仏教美術に触れられる静かなスポットが点在しており、散策しながら心が落ち着く空間となっています。

本堂でお参りをしたあと、三十三所堂や御影堂を拝観し、紫陽花や周囲の風景を撮影しました。静かで緑に包まれた境内を、ゆったりと散策しながら季節の彩りを楽しみました。

久安寺の紫陽花フォトギャラリー

撮影当日は曇り空でしたが、ときおり柔らかな光が差し込む穏やかな日でした。今回の撮影では、人物が写り込まないように構図やタイミングを工夫して撮影しました。

あじさいうかべの幻想風景

具足池の水面に浮かぶ紫陽花。全体風景で撮影しています

撮影メモ : 具足池の水面に浮かぶ紫陽花

具足池の中央には大きな岩があり、池の縁には紫陽花がびっしりと並べられていました。紫陽花が水面に浮かぶ様子を引きの構図で捉え、そのときの全体風景を記録しています。このタイミングでは、こちら側に撮影者が多く集まっていたため、反対側は無人で、落ち着いた雰囲気の写真を撮ることができました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:20mm

浮かべられた紫陽花の色とりどり

撮影メモ : 浮かべられた紫陽花の色とりどり

水面に浮かぶ色とりどりの紫陽花は、ハイアングルや寄りの構図など、さまざまな角度から撮影しました。その中から、紫陽花のやわらかな質感や立体感が際立つ一枚をセレクトしています。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:100
焦点距離:62mm

紫陽花の彩りと楼門

建築の重厚感のある楼門の全景

撮影メモ建築の重厚感のある楼門の全景

阪急池田駅方面のバス停近くから重厚な造りの楼門が見えます。楼門の前には紫陽花が咲いていたため、建築の力強さと季節の彩りが感じられるよう、紫陽花も構図に入れて撮影しました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/250秒
ISO:100
焦点距離:18mm

白い紫陽花と背景にぼかした楼門

撮影メモ白い紫陽花と背景にぼかした楼門

楼門へ続く道沿いに咲く紫陽花。ここで撮影する人も多かったため、その中から美しい白い紫陽花をワンポイントにして、楼門や紫陽花などを背景ボケにして柔らかい表現に仕上げました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:75mm

緑のトンネル越しに見える楼門と紫陽花

撮影メモ緑のトンネル越しに見える楼門と紫陽花

楼門へと続く参道の両脇には、紫陽花が咲き並び、木々が生い茂っていました。まるで緑のトンネルの中を進んでいくような、奥行きのある風景を記録しています。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:100
焦点距離:35mm

緑陰にたたずむ虚空園の風景

虚空園のバン字池越しに望む本堂

撮影メモ : 虚空園のバン字池越しに望む本堂

本堂と、緑に包まれた虚空園のバン字池を収める構図で撮影しました。撮影時は曇り空で雲が厚く、やや光が足りなかったため、全体的に落ち着いたトーンに仕上がっています。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:100
焦点距離:18mm

自然美を感じるクローズアップ

苔むした背景と紫の紫陽花

撮影メモ : 苔むした背景と紫の紫陽花

楼門へと続く参道に咲いていた紫の紫陽花は、葉の緑も鮮やかで印象的でした。苔むした岩肌を背景にぼかして組み合わせることで、静かで趣のある境内ならではの一枚になったと思います。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:100
焦点距離:62mm

個性的なウズアジサイのクローズアップ

撮影メモ : 個性的なウズアジサイのクローズアップ

薬師堂の側の木陰に咲いていたウズアジサイをクローズアップで撮影しました。背景が全体的に暗かったため、花の色やかたちが際立ち、浮かび上がるような印象になりました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:100
焦点距離:90mm

和の情景と紫陽花

久安寺入口の建物と紫陽花

撮影メモ : 久安寺入口の建物と紫陽花

久安寺の入口近くに咲く紫陽花を前景に入れ、背景に寺名の掲示が写る構図で撮影しました。紫陽花とあわせて「久安寺で撮ったことが伝わる一枚」として意識して構図を整えています。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/250秒
ISO:200
焦点距離:48mm

石灯籠と紫陽花の組み合わせ

撮影メモ : 石灯籠と紫陽花の組み合わせ

木々が生い茂る参道沿いに、石灯籠とともに紫の紫陽花が咲いていました。薄暗い風景の中で、紫陽花の色がより際立ち、落ち着いた中にも彩りを感じる仕上がりになりました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:400
焦点距離:90mm

フォトギャラリー内の写真はすべてAdobe Lightroomで編集を行っています。

画像編集を始めたい方におすすめ!

Adobe Lightroom

まとめ|久安寺で味わう静かな紫陽花時間

大阪・池田市にある久安寺は、紫陽花の名所として注目を集めています。

なかでも「あじさいうかべ」は、色とりどりの花々が水面に浮かぶ幻想的な光景で、SNSでも人気の高いフォトスポット。楼門と紫陽花の組み合わせや緑あふれる庭園も美しく、ゆったりと花や風景を撮影できる場所でした。

人は多かったですが、写真撮影のスポットとしては、魅力のある場所だと思いました。緑に包まれた中で、紫陽花があふれる彩りをじっくり堪能できました。

久安寺のアクセス情報

久安寺(きゅうあんじ)
所在地:大阪府池田市伏尾町697-1
拝観時間:9:00〜16:00
拝観料:300円
駐車場:無料であり

詳しい拝観時間などの最新情報は、公式サイトをご確認ください。
※引用元:久安寺公式サイト

公共交通機関でのアクセス

  • 最寄駅 : 阪急宝塚線「池田駅」
  • バス乗り場 : 池田駅前 2番のりば
  • 路線情報 : 阪急バス 26番系統 「希望ヶ丘四丁目」行き(久安寺バス停下車)
  • 所要時間 : バスで約15〜20分/下車後 徒歩数分で山門へ
  • 料金 : 250円

※混雑することがあるため、少し早めの行動がおすすめです。

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