6月7日から始まる「文京あじさいまつり」を前に、白山神社を訪れて紫陽花を撮影してきました。祭りはまだ始まっていないものの、すでに多くの人でにぎわっていて、人気の高さを改めて実感しました。境内の紫陽花はこれからさらに咲き進みそうで、見頃を迎える頃にはもっと多くの人が訪れる予感がします。今回は、人混みの中でもなるべく人物を写さずに紫陽花の美しさにフォーカスして撮影した様子をお届けします。
文京あじさいまつりとは?
文京あじさいまつりは、毎年6月の梅雨の時期に白山神社とその周辺で開催される初夏の風物詩です。
白山神社の境内や隣接する白山公園には、約3,000株もの色とりどりの紫陽花が咲き誇り、多くの人々が訪れます。
毎年6月の梅雨の時期に、白山神社とその周辺で約3,000株の紫陽花が咲き誇ります。期間中は境内での演奏会や模擬店の出店なども予定されており、初夏の風物詩として親しまれています。
2025年の開催期間は6月7日(土)〜6月15日(日)まで。
特に週末は模擬店や演奏イベントもあり、例年大勢の来場者でにぎわいます。
文京あじさい祭の案内図

紫陽花の開花状況と境内の見どころ
白山神社といえば、都内でも有数の紫陽花スポットとして知られており、毎年6月には境内一帯が色とりどりの紫陽花に包まれます。特に参道沿いや石段脇、白山公園側の斜面などには多種多様な紫陽花が植えられており、その美しさを求めて多くの人が訪れます。
紫陽花で知られる一方、白山神社は縁結びや歯痛止めの神様としても信仰されており、境内には「歯ブラシ供養」などユニークな文化も残っています。写真だけでなく、そうした背景も併せて楽しみたい場所です。
今回訪れた時点(6月6日)は、紫陽花は全体的に五分〜七分咲き程度で、場所によってはまだ蕾が多い株も見られました。とはいえ、すでに十分に見応えがあり、青や紫、ピンクなど色とりどりの花が咲き始めています。写真からもお分かりいただける通り、咲き始めならではのグラデーションも楽しめる時期でした。
満開まではもう数日かかりそうですが、その分人出がピークになる前の静かな境内で、紫陽花本来の美しさにじっくり向き合えるチャンスともいえるでしょう。



混雑と撮影の工夫
訪れたのは紫陽花祭の開催前でしたが、すでに多くの人でにぎわっていました。特に本殿周辺や参道は混雑しており、外国人観光客の姿も多く見られました。私自身が一眼レフカメラを持っていたためか、「スマホで写真を撮ってもらえませんか?」と声をかけられることも何度かあり、人気スポットであることを改めて実感しました。
そんな中でも、今回の撮影では人物をフレームに入れず、紫陽花メインで切り取ることを意識しました。混雑していても、先に構図を決めてから人がフレームアウトするのをその場でじっと待つというスタイルを徹底。撮影には時間がかかりますが、その分納得のいく写真が残せました。
また、紫陽花自体の美しさを引き出すために、背景をぼかして主題に集中させたり、あえて寄り気味の構図にしたりといった工夫も取り入れました。咲き始めの紫陽花は色のグラデーションも豊かなので、被写体としての魅力が十分にあります。
時間帯によってはさらに混み合うことが予想されるため、撮影目的の方は朝の早い時間帯が狙い目かもしれません。
なお、X(旧Twitter)では朝早い時間帯に訪れた方が、ほとんど人がいない状態の写真を投稿していたのを見かけました。


まとめ|静かな時間にこそ楽しめる白山神社の紫陽花
紫陽花祭の前にもかかわらず、多くの人でにぎわう白山神社。訪問時にはまだ満開とはいえない咲き具合でしたが、色とりどりの花が咲き始め、十分に見応えがありました。
一眼レフでの撮影では、構図を決めて人がいなくなるタイミングを待つというスタイルで、人の写り込みを極力避けるよう工夫しました。今後さらに花が咲き進み、見頃を迎えるころには、さらに混雑が予想されます。
ゆっくりと紫陽花を楽しみたい方は、朝早い時間帯の訪問がおすすめです。
フォトギャラリー編のご案内
今回ご紹介した以外にも、さまざまな構図・色合いで撮影した紫陽花の写真をまとめた別記事を用意しています。
静かな白山神社で出会った紫陽花の美しさを、ぜひ写真でお楽しみください。
▶︎ 白山神社の紫陽花フォトギャラリー|一眼レフで切り取った咲き始めの彩り
※掲載写真についてはこちらをご覧ください。