はじめに|ZV-E10で“手持ち夜景”を試した理由

Sony ZV-E10本体とレンズキャップを並べて撮影した写真。黒いボディとE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSレンズが装着されている。

今回は、ゲオあれこれレンタルで「Sony ZV-E10」をレンタルし、夜景撮影でどこまで高感度ISOが使えるのかを検証してみました。
普段はNikon D3100を使っていますが、ミラーレス機ならではの操作感や高感度耐性を体感したく、今回は短期間レンタルで実際に撮影に出かけました。

ゲオあれこれレンタルの公式ページから詳細をチェックできます。

ゲオあれこれレンタル/注文〜返却まで初心者もカンタン

撮影設定

  • 使用カメラ:Sony ZV-E10(レンタル品)
  • レンズ:E PZ 16–50mm F3.5–5.6 OSS
  • 撮影モード:マニュアル(M)
  • 記録設定:RAW+JPEG

行幸通りのイチョウ並木を撮影

秋の行幸通りで撮影したイチョウ並木の風景。青空の下、黄葉したイチョウと色づいた木々が並び、Sony ZV-E10で鮮やかに描写されている。

ZV-E10で撮影した紅葉シーンでは、青空の階調とイチョウの発色が非常に自然でした。
これまで使用していたNikon D3100と比べると、コントラストが滑らかで、色の抜けが良い印象。
APS-Cセンサーながらダイナミックレンジが広く、RAW現像時の調整幅も大きいと感じました。

機材情報
カメラ:Sony ZV-E10
設定:焦点距離 27mm / F値 f/8 / シャッタースピード 1/250秒 / ISO 100

新丸ビル7階からの夕景を撮影

新丸ビルの7階から撮影した夕景。高層ビル群の向こうに、夕日に照らされた富士山のシルエットが浮かび上がる。

新丸ビルから見た夕景。国会議事堂方面のビル群の背後には、夕焼けに包まれた富士山の姿がシルエットで浮かび上がりました。

機材情報
カメラ:Sony ZV-E10
設定:焦点距離 50mm / F値 f/8 / シャッタースピード 1/400秒 / ISO 640

高感度耐性テスト|ISO別に比較してわかったこと

撮影条件と環境

夜景シーンを同じ構図でISOごとに撮り比べ、LightroomでRAW現像を行いました。
撮影場所は東京駅丸の内駅前広場。
手持ち撮影で、ZV-E10+16mmレンズを使用。絞りf/8固定、シャッタースピード1/80秒で、ISOを段階的に上げて撮影しました。
※スマホでは画像が縮小されるため、ノイズが目立ちにくい場合があります。パソコン表示ではより鮮明に確認できます。

各設定は以下の通りです。

ISO800

東京駅丸の内駅前広場で、夜の高層ビル群をISO800で手持ち撮影した写真。建物の明かりは控えめで、全体的に暗めの露出になっている。
ISO800で撮影した夜間の高層ビル外壁を拡大表示した写真。窓明かり以外の部分が暗くつぶれた状態がわかる。

ISO800で撮影したビル外壁の拡大カット。窓明かり以外の部分が暗くつぶれた状態がわかる。

ISO1600

Sony ZV-E10でISO1600で撮影した東京駅丸の内周辺の夜景。高層ビルの窓明かりが暗い空に浮かび上がる様子を手持ち撮影で記録した写真。
Sony ZV-E10でISO1600撮影した高層ビルの窓明かりを拡大表示した写真。暗部ノイズやディテールを確認できる

ISO1600の拡大画像。ビルの窓周辺ではノイズが増え始め、ディテールの粗さが目立ち始めるものの、手持ちでも全体の形状はしっかり残っています。

ISO3200

夜の東京駅丸の内駅前広場で、Sony ZV-E10がISO3200で撮影した高層ビル群の風景。暗所ながらオフィスの光が浮かび上がる夜景。
ISO3200の拡大画像。窓明かりや建物のディテールが暗所でもしっかり残っているが、ノイズがさらに増え始めている。

ISO3200の拡大画像。窓明かりや建物のディテールが暗所でもしっかり残っているが、ノイズがさらに増え始めている。

ISO6400

Sony ZV-E10で撮影した東京駅丸の内の夜景をISO6400で写した写真。ビル群の窓明かりが輝く一方、全体的にノイズが目立ち始めている。
ISO6400で撮影した夜景の拡大写真。高層ビルの窓や外観周辺に粒状ノイズが強く出ている様子がわかる。

ISO6400の拡大画像。ビルの窓や外観周辺に粒状ノイズが強く発生し、ディテールが失われているのが確認できます。

ISO12800

東京駅丸の内駅前広場で夜景を撮影。ISO12800で撮影したため、高層ビルの窓明かりや空の暗部に強いノイズが発生している様子がわかる。
東京駅周辺の高層ビルの壁面を拡大した写真。ISO12800で撮影したため、建物の細部にざらついた高感度ノイズが顕著に現れている。

ISO12800の拡大画像。高感度ノイズが強く現れ、ディテールが粗く見える。

ISO別の比較結果

ISO800ではノイズはほとんど目立たず、建物のディテールもしっかり残っていますが、全体的にはやや暗めの仕上がり。
ISO1600〜3200あたりからは、ビルの暗部にわずかなザラつきが見え始めますが、拡大しない用途― たとえばSNS投稿などで使うなら十分に許容範囲。
ISO6400ではノイズリダクションの影響で細部がやや甘くなるものの、ライトアップの雰囲気はしっかり再現されています。
ISO12800になると夜空や暗部でノイズが顕著になりますが、「手持ちでブレを抑えたい場面」では実用的と言えるレベルです。

Lightroomノイズ除去の効果

Lightroom(デスクトップ・モバイル共通)のAIノイズ除去機能を使用すると、ISO3200でも粒状感が大きく改善されました。
建物の窓の輪郭や夜空の階調がなめらかになり、もとのRAWデータとの違いが明確にわかります。

LightroomのAIノイズ除去機能を使って処理したISO3200の夜景写真。高層ビル群が滑らかに写り、RAW撮影時よりノイズが大きく軽減されている。
LightroomのAIノイズ除去を適用したISO3200の高層ビル壁面の拡大写真。窓の光や外壁ラインが滑らかに補正され、粒状ノイズが大幅に軽減されている。

LightroomのAIノイズ除去を適用したISO3200の高層ビル壁面の拡大写真。窓の光や外壁ラインが滑らかに補正され、粒状ノイズが大幅に軽減されている。

LightroomでRAW現像から仕上げまで、すべての作業を一括で行える
Adobe Creative Cloudフォトプランがおすすめです。

→ Creative Cloud フォトプランはこちら

関連記事

手持ち撮影の限界とコツ

ZV-E10はボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載していませんが、付属のE PZ 16–50mm F3.5–5.6 OSSレンズには光学式手ブレ補正(OSS)が備わっています。
そのため、夜景の手持ち撮影でも一定の安定感があります。
ただし、シャッタースピードが1/40秒を下回るとブレやすくなるため、

  • ISOを上げてシャッタースピードを確保
  • 脇を締めて安定した姿勢を意識
  • 手すりや壁を活用してカメラを固定

といった工夫を行うことで、より安定した撮影が可能です。

ゲオあれこれレンタルを利用してみた感想

今回利用したゲオあれこれレンタルは、短期間(今回借りた期間は2泊3日)からカメラを手軽に試せるサービスです。
カメラ本体とレンズはプチプチ(緩衝材)でしっかり保護され、外箱にも緩衝材が詰められていて、到着時の状態はとても丁寧。初めての利用でも安心できる梱包でした。

ゲオあれこれレンタルで届いたカメラ本体が、プチプチの緩衝材で丁寧に包まれている様子

カメラ本体は緩衝材でしっかり保護され、到着時も安心の状態でした。

USBケーブル・ストラップ・バッテリーなど、レンタル付属品一式がプチプチの緩衝材でまとめて保護されている様子。

付属品もすべて緩衝材で包まれていました。

さらに、返却時には段ボールを閉じるためのテープも同梱されており、ガムテープを用意しなくてもそのまま返送できるのがとても便利でした。

ゲオあれこれレンタルの返却用テープ。返却時に段ボールを閉じるために同梱されているオレンジ色のテープ。


また、カメラの使い方は同梱のQRコードからWEB取扱説明書を確認可能。
紙のマニュアルがなくても、スマホで設定方法をすぐにチェックできました。
細部まで利用者への配慮が感じられるレンタル体験で、短期間で性能を試したい方にはとてもおすすめです。

今回のように短期間だけカメラを試したい方には「ゲオあれこれレンタル」がとても便利です。
気になる方は、ゲオあれこれレンタルの公式ページから詳細をチェックできます。

ゲオあれこれレンタル/注文〜返却まで初心者もカンタン

Sony ZV-E10を実際に使ってみた感想

Sony ZV-E10は軽量モデルとして紹介されることが多いものの、レンズ込みで約460gあるため、手に取ったときは思っていたよりもしっかりした重さを感じました。ただ、本体そのものはコンパクトで、全体のバランスが良く、扱いやすい印象です。

グリップは指に自然とフィットし、撮影時のホールド感も快適。表面は滑りにくく、夜景のように慎重に構えたいシーンでも安心して使えました。

操作性については、ボタン配置が素直で迷わず操作できる点が好印象でした。タッチ操作も反応がよく、設定変更やフォーカスポイントの移動がスムーズ。初めて触る人でもすぐに慣れやすいカメラだと思います。

まとめ|ISO3200まではLightroomで実用レベルに

短期レンタルで試用したZV-E10は、そのコンパクトさからは想像できないほど、夜景撮影において高いポテンシャルを発揮しました。

特にISO1600〜3200の範囲ではノイズが確認されますが、LightroomのAIノイズ除去機能を併用することで、十分に実用的な画質でデータとして活用できるレベルにあると結論づけられます。

今回の検証を通じ、最新ミラーレス機の高感度耐性と、Lightroomが持つ強力な補正力の両方を深く実感することができました。

今回撮影したRAWデータを用いて、iPhoneとSDカードリーダー、Lightroomモバイルを活用した具体的な現像ワークフローを詳しく紹介しています。

あとがき|レンタル体験でわかったこと

今回は購入前の試用としてレンタルを選びましたが、ゲオあれこれレンタルの丁寧な梱包・返却の簡単さ・WEBマニュアル対応など、初心者でも安心できるサービス設計だと感じました。
実際に使ってみることで「自分に合うカメラかどうか」を冷静に判断できるのもレンタルの良さです。
次に気になる機材があれば、またこの方法で試してみようと思います。

関連記事

※掲載写真についてはこちらをご覧ください。