はじめに|なぜ「類似コンテンツ」で落ちるのか

Adobe Stockに投稿していると、
「アドビコレクションで類似するコンテンツ」という理由で不承認になることがあります。

最近、私の場合はこのケースがとても増えており、広島城鴨川の納涼床の写真で経験しました。
最初は「なぜ?」と疑問に思いましたが、振り返ってみると原因が見えてきました。

この記事では、実体験をもとに「類似コンテンツ」の原因と対策を初心者向けにまとめました。

「類似コンテンツ」とは?

Adobe公式の定義

不承認のコメントには次のように書かれています。

あなたの提出物が、既にAdobe Stockで公開されているコンテンツと非常によく似ていることが判明しました。

つまり「類似コンテンツ」とは、

  • 他のコントリビューターの作品
  • 自分のポートフォリオ内の作品

両方を含めて「似ている」と判断された場合を指します。

不承認のコメントの例

実際に届くメッセージには、
「作品を差別化する必要があります」
「明確な違いが見えるようにしてください」
といった文言が書かれています。

コントリビューターとしては、独自性や個性的な作品が求められます。

よくある「類似コンテンツ」の落とし穴

観光地・ランドマーク写真

人気の観光地はすでに作品が大量に登録されています。
例:広島城、鴨川納涼床、東京タワーなど。

ポイントは「有名スポットだからこそ類似判定が厳しい」という点です。
無名の景勝地や地方の展望スポットでは、同じ景色でも投稿数が少ないため通過しやすい傾向があります。
逆に、誰もが撮るような観光名所は「既に十分あります」と判断されやすく、差別化の工夫が必須です。

色味や雰囲気の被り

同じプリセットを使ったり、自動補正で同じような色調に仕上げると、既存作品や自分の作品と仕上がりが似すぎてしまいます。

構図が定番すぎる

観光パンフレットにあるような「定番の構図」だけだと差別化が難しいです。有名な観光地で検索すると同じような定番の構図がたくさんあります。

同じような写真を出しすぎる

似たアングルの写真を何枚も投稿すると、その中で「類似」と判定されやすくなります。

なお、観光地や有名なスポットなどの場合、アングルや切り取りが少し違うだけでも複数枚が承認されるケースもあります。これは審査担当者の判断や利用者側の需要によるもので、必ずしも「1枚しか通らない」というわけではありません。とはいえ、確実に審査を通すためには、構図・色調・時間帯などを工夫して差別化することが大切です。

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実体験から学んだ回避策

広島城のケース

最初に投稿した広島城の写真は、青空が広がる明るい雰囲気でした。
しかし既存の作品と似すぎていたのか「類似コンテンツ」で不承認。

そこで Lightroomのアダプティブプリセット(風景LN10) を使って色味を変え、
さらに Photoshopの「空の置き換え」 で雲を追加。
写真全体の印象を重めにした結果、再投稿で承認されました。

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鴨川の納涼床のケース

2025年の猛暑で河川敷に人が少なく、初めて投稿できた鴨川の納涼床の写真。
ところが、最初の投稿は「類似コンテンツ」で不承認に。

実際にAdobe Stockで「鴨川 納涼床」を検索すると約385件。
似た色調の作品も多く、差別化が難しい被写体だと実感しました。

そこで Lightroomのアダプティブプリセット(旅行TR2) を使い、
青空のブルーを強調して全体を夏らしいイメージに変更。
その結果、承認されました。

詳しくはこちら

類似コンテンツ対策のポイント

私の経験を踏まえると、対策のポイントは次のとおりです。

  • 色味を大きく変える
    LightroomプリセットやWB調整で方向を振る
  • 雰囲気を変える
    Photoshopの空の置き換えなどで印象操作
  • 構図を工夫する
    アングルを変えた構図・視線誘導を意識した構図・部分アップなどで差別化
  • タグを工夫する
    地名や季節、用途などを正確かつ具体的に

まとめ|不承認をチャンスに変える

「類似コンテンツ」は厳しい基準ですが、改善次第で同じ構図の写真でも承認されます。
私自身、広島城や鴨川で体験したように、「写真の印象をコントロールする」 ことが審査通過のカギでした。

不承認は終わりではなく、改善のヒント。
同じ理由で悩んでいる方は、色味や雰囲気を変えて再挑戦してみてください。

ストックフォト投稿時には、PhotoshopやLightroomで色調補正を行っています。不承認になった場合も、編集で写真の印象を工夫することで承認されるケースが増えてきました。特に『類似コンテンツ』などで不承認が続く場合も、フォトプランを活用して調整すれば、承認につながる可能性が高まります。

私自身もフォトプランに投資することで編集スキルが磨かれ、結果的に収益アップにつながりました。自己投資は将来の利益を生む大切な一歩だと実感しています。

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