はじめに|角度で変わるレインボーブリッジの魅力
東京湾を横断するレインボーブリッジは、首都圏を代表する夜景スポットです。
お台場からの撮影は有名ですが、芝浦側や有明側からも構図の違う写真を楽しむことができます。
同じ橋でも、撮影する場所によってまったく印象が変わるのが魅力です。
この記事では、お台場・芝浦・竹芝・有明の4方向からおすすめの撮影スポットを紹介します。
有明側からの撮影スポット
豊洲ぐるり公園
- 芝浦・日の出・品川方面の湾岸夜景を一望できる広がりある構図
- マジックアワーの空の色と組み合わせると印象的な写真になる
- ゆりかもめの「市場前駅」から徒歩15分以上かかるため、アクセスには時間の余裕を持ちたい

豊洲ぐるり公園から望むレインボーブリッジの夕景。雲に隠れた夕日がわずかに顔を出し、都会のビル群と水面を柔らかく染め上げた一枚になりました。今回は雲が出てしまい、理想の空は撮れなかった。
お台場側からの撮影スポット
お台場海浜公園展望デッキ
- レインボーブリッジと東京タワーを一緒に収められる定番の構図
- 平日は比較的空いているが、休日は混雑しやすい
- 夕景を撮影する場合、少し早めに訪れて場所を確保するのがおすすめ

お台場海浜公園展望デッキから望むレインボーブリッジ夜景。東京タワーを背景に、都会の光の輝きを添える定番構図で撮影しました。
アクアシティお台場 展望テラス
- 屋形船の灯りとレインボーブリッジのライトアップを同時に収められる華やかな構図
- 東京タワーは橋に隠れる場合があるが、水面の賑わいを活かした夜景が撮影できる
- ショッピングや食事と合わせて立ち寄れる手軽さも魅力

アクアシティお台場 展望テラスから望むレインボーブリッジの夜景。屋形船の灯りが水面を彩り、華やかな東京湾の風景を演出した構図になりました。
芝浦側からの撮影スポット
芝浦南ふ頭公園
- 橋の真下に近い位置から、迫力のある見上げアングルが撮れる
- お台場方面のビル群とレインボーブリッジを同じ画角に収められる
- 行き交う屋形船やクルーズ船の光跡を加えることで、夜景に動きが生まれる
- 人は少なく、落ち着いて撮影できるのもポイント
- 開園時間:8:00〜21:00(通常) ※大晦日など一部例外日を除く

芝浦南ふ頭公園から見上げるレインボーブリッジの夜景。真下からのアングルが迫力を生み、東京湾の街明かりと水面の反射が印象的な一枚になりました。
竹芝側からの撮影スポット
竹芝埠頭
- 遠景に品川・大井埠頭のコンテナターミナルの光が見える
- お台場の煌びやかなビル群を背景に夜景を撮影可能
- 水面に反射する光が幻想的で、夜景に奥行きと広がりを与える
- 静かな埠頭から落ち着いた雰囲気で撮影できるスポット

竹芝埠頭から望むレインボーブリッジの夜景。背後には品川・大井埠頭のコンテナターミナルの灯りが広がり、無機質な光が夜景に独特の表情を添えたかたちになりました。
1日で回る人向けの移動アドバイス
有明・お台場・芝浦など別々の方向から撮影したい場合、移動手段の工夫が必要です。徒歩だけでは時間も体力もかかるため、以下の方法を組み合わせるのがおすすめです。
ゆりかもめの「一日乗車券」がお得
有明・お台場・芝浦などを効率的に回るなら、ゆりかもめの一日乗車サービスが便利です。夕景から夜景まで複数スポットを回りたい方に特におすすめです。
- 料金:大人820円/小児410円で、始発から終電まで乗り放題
- 主な対象駅:「お台場海浜公園駅」「芝浦ふ頭駅」「市場前駅」など、撮影スポットへのアクセスに便利
ゆりかもめ Enjoy Pass(QR乗車券)
- 購入方法:スマートフォン等からオンラインで事前購入
- 利用方法:購入後に表示されるQRコードを改札機にかざすだけで乗車可能
- 特徴:チケットレスで紙の切符に引き換える必要なし
- 価格:大人820円/小児410円
クレジットカードのタッチ決済「一日上限サービス」
- 内容:運賃の合計が1日最大820円(小児410円)を超えると、自動的に割引適用
- 利用方法:タッチ決済対応のクレジットカード・デビットカード・プリペイドカード、または対応スマートフォンを改札機にかざすだけ
- 事前登録:不要
- 注意点:同じカード番号でも、物理カードとスマートフォン利用分は合算されない
- 導入日:2025年7月14日から。これに伴い、磁気券の一日乗車券は7月13日で販売終了
詳しい利用方法については、ゆりかもめ公式サイトのお得なキップ案内ページをご確認ください。
バイクシェア(レンタサイクル)の活用
- docomoの「バイクシェアサービス」なら、お台場・有明・竹芝・芝浦などにポート多数
- 電動アシスト付きで快適に移動でき、徒歩では遠い豊洲ぐるり公園にも行きやすい
- アプリでポートを検索・予約でき、撮影の合間にも柔軟に利用可能
詳しい利用方法については、バイクシェアサービス(東京広域)をご確認ください。
撮影の時間帯とポイント
- 夕景(サンセット〜マジックアワー):空の色の変化やシルエットを強調できる
- 夜景(ライトアップ後):水面の反射や屋形船の光で華やかさが増す
- 機材の工夫:三脚やレリーズを活用し、低感度+スローシャッターでノイズを抑えるのがコツ
撮影スポットマップ
❶豊洲ぐるり公園
❷お台場海浜公園展望デッキ
❸アクアシティお台場 展望テラス
❹芝浦南ふ頭公園
❺竹芝埠頭
まとめ|同じ橋でも場所で違う表情を楽しめる
レインボーブリッジは、撮影する場所を変えることでまったく異なる表情を見せてくれます。
- 有明側 広がる夕景と橋を重ねた大パノラマ
- お台場側 東京タワーとの共演や屋形船との組み合わせ
- 芝浦側 橋を真下から狙う迫力ある構図
- 竹芝側 都会の光と埠頭の静けさが織りなす夜景
定番スポットだけでなく、角度を変えて挑戦することで、ストックフォトでの表現の幅はぐっと広がります。
※掲載写真についてはこちらをご覧ください。