※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。リンクからのご購入で運営者に収益が発生することがありますが、読者の皆さまのご負担は一切ありません。

都会のオアシス・浜離宮を歩く

浜離宮恩賜庭園は、東京・汐留の高層ビル群に囲まれた場所にありながら、江戸時代の庭園風景を今に残す貴重な場所です。今回、本格的な撮影の前にロケハンとして訪れてきました。

訪れた日は曇り空。写真映えとしてはやや控えめな空模様でしたが、手入れの行き届いた松や池の景観、そして庭園越しにそびえる高層ビルの対比など、撮影の意欲が高まる見どころがたくさんありました。

訪問時は観光バスが3台ほど停車しており、園内の来園者はほぼ外国人。インバウンド観光の人気スポットとしての一面も感じられました。

ロケハン時の風景と感じた見どころ

まず目を引いたのは、黒松の美しさです。松の葉が丁寧に剪定されており、青々とした形が整っていて、庭園の格式を感じさせてくれます。潮入りの池から見える高層ビルという構図は、浜離宮ならではの光景。

浜離宮恩賜庭園の燕の御茶屋と剪定された黒松の風景。池越しに眺める伝統的な和の建築と庭園。
燕の御茶屋と丁寧に手入れされた松の風景。浜離宮恩賜庭園ならではの静けさが漂う風景。

八景山から見た浜離宮恩賜庭園の潮入りの池とお伝い橋、小の字島。背景には高層ビルがそびえる都会的な風景。
八景山から望む潮入りの池とお伝い橋、小の字島。奥には都会の高層ビル群が広がる。

潮入りの池や中島の御茶屋も印象的でした。今回は曇天で風があったため、水面のリフレクションは期待できませんでしたが、天候次第では水鏡のような反射が楽しめる構図になりそうです。

浜離宮恩賜庭園の中島に建つ御茶屋。潮入りの池に囲まれ、背後には高層ビルがそびえるコントラストの風景。
池に浮かぶように建つ中島の御茶屋。周囲の緑と現代的なビルのコントラストの風景。

撮影におすすめの時間帯と光の向き

実際に歩いてみて気づいたのは、午後になると東京タワー方面が逆光になるという点。撮影を目的とするなら、午前中の訪問がベストです。特に潮入りの池周辺や橋の上から撮影する場合、午前中の柔らかな光を活かすと印象的な写真が撮れそうです。

浜離宮恩賜庭園の御亭山から見下ろす潮入りの池と中島の御茶屋。背景に東京タワーと高層ビルが立ち並ぶ。
御亭山からの眺め。庭園の向こうに東京タワーとビル群がそびえる都会的な風景。

アプリ「LightTrac」で太陽の位置を確認しても、午後は東京タワー方面が逆光になることがわかり、やはり午前中の光が撮影には適していると実感しました。次回の撮影では、朝〜午前中を狙って訪問しようと思います。

アプリ「LightTrac」で浜離宮恩賜庭園周辺の太陽の位置を確認する画面。午後2時35分時点で東京タワー方向が逆光であることがわかる。
アプリ「LightTrac」で太陽の位置を確認。
午後は東京タワー方面が逆光になることがわかる。

太陽の位置を事前に確認するには、アプリ「LightTrac(ライトトラック)」が便利です。使い方の詳しい紹介は、こちらの記事で解説しています。

次回撮影に向けたメモと展望

今回はロケハンという形での訪問でしたが、庭園の雰囲気や構図のイメージをつかむには十分な時間になりました。次回は晴天の日を選び、一眼レフで庭園の風景、水面に映るリフレクション、御茶屋のたたずまいなどをしっかりと撮影したいと思います。

季節によっては菜の花やコスモスなどの花も咲くため、訪問時期を変えて再訪するのも面白そうです。

まとめ|浜離宮で味わう都会の静けさ

浜離宮恩賜庭園は、高層ビルに囲まれた中に突如として広がる空間。曇天でも手入れされた松の美しさや景観のコントラストは十分に魅力的で、撮影の意欲をかき立てられる場所でした。

次回の晴天撮影に備えて、今回のロケハン記事がこれから訪れる方の参考になれば幸いです。

本記事の写真はすべて、Adobe Lightroomで現像・編集を行っています。
明るさや色味を整えるだけで、印象がぐっと変わります。
Adobe Lightroom(公式サイト)はこちら。

Adobe Lightroom

※写真内に写り込んだ人物については、肖像権への配慮のため一部加工を行っています。
※掲載写真についてはこちらをご覧ください。