このブログでは、「Lightroomってどんなソフト?」「どう使えば写真がきれいになるの?」といった疑問にお答えしながら、ストックフォト初心者でもわかりやすく使い方を解説しています。
明るさや色味の調整など、売れる写真づくりの第一歩になる編集の基本を丁寧に紹介しています。

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はじめに|「編集って難しそう」と感じていませんか?

ストックフォトに写真を投稿してみたけれど、なかなか売れない…。
そんなときに見直したいのが写真の仕上げ(編集)です。

「Lightroomという名前は聞いたことがあるけど、
・なんだか難しそう
・プロしか使わないイメージ
・無料アプリで済ませている

そんな方も多いかもしれません。

でも実は、Lightroomは初心者こそ使いやすい写真編集ソフト。
ちょっとした操作で写真がグッと魅力的に仕上がり、ストックフォトの審査にも通りやすくなります。

まずは公式サイトでLightroomをチェックしてみましょう。

Adobe Lightroom

この記事では、
「Lightroomって何?」「何ができるの?」「どう使えばいいの?」
という疑問をやさしく解説しながら、初心者がつまずきがちなポイントと改善のヒントを紹介します。

初心者がやってしまいがちな“編集の落とし穴”

1. 写真が「暗すぎる」「明るすぎる」

明るさ(露出)が適切でないと、見た目の印象が悪く見えます。
明るく見えるスマホ画面ではOKでも、他の端末では暗すぎる場合もあります。

桜の花が写っている暗すぎる写真

2. 色味が不自然

ホワイトバランス(色温度)がズレていると、全体が青っぽくなったり黄色くなったりします。
とくに建物や料理の写真で不自然さが出やすいです。

黄色味が濃い紫陽花の写真

3. 傾いている写真をそのまま投稿

写真がほんの少し斜めになっていると、見る人に違和感を与えます。
ストックフォトでは、まっすぐでバランスの取れた構図が好まれます。構図が不自然だと、審査で指摘されて不採用になることもあるため注意が必要です。

グリッドのある斜めになっているビル群の写真。

4. トリミング(切り取り)が不適切

余計な背景が入っていたり、被写体が中心からずれていたりするケース。
購入者が使いやすいように構図を整えることも大切です。

トリミングがおかしいガクアジサイの写真

5. 撮ったままのJPEG画像をそのまま投稿している

カメラで撮影した写真(JPEG形式)は、自動的に加工されてはいますが、全体的に色が薄く、メリハリがないことも多いです。
Lightroomで明るさや色味を整えるだけで、写真の印象がぐっと良くなり、「売れる写真」に近づきます。

Lightroomの基本機能と編集ステップ

ここからは「Lightroomで何ができるの?」という方のために、基本の操作ステップをやさしく紹介します。

Step 1|写真を読み込む

カメラやスマホで撮った写真をLightroomに取り込みます。
RAW(ロー)画像にも対応しており、色や明るさの調整幅が広いのが特徴です。
※RAWとは:画像の“生データ”。JPEGよりも柔軟に編集できます。

写真をLightroomに取り込み方を説明している画面
写真がLightroomに表示された時の画面。読み込みのボタンをクリックすると写真が読み込まれることを説明

Step 2|明るさ・コントラストを調整

「露光量」「コントラスト」「ハイライト」「シャドウ」などのスライダーを動かして、全体の明るさを調整します。
暗すぎる空や白とびした部分も、ここで整えられます。

Lightroomの「露光量」「コントラスト」「ハイライト」「シャドウ」などのスライダーを動かして調整することを説明している画面

自動補正でもOK!

Lightroomには「自動補正」ボタンもあります。
ワンクリックでバランスの取れた明るさや色味に仕上げてくれるので、初心者の方はまず試してみるのもおすすめです。
そこから微調整するだけでも、十分に完成度の高い写真になります。

Step 3|色味を整える

「色温度」で青み・黄みを調整、「自然な彩度」でやわらかく色を引き出します。
派手にしすぎず、自然なトーンを意識するのがストック向けです。

Lightroomの「色温度」「自然な彩度」のスライダーを動かして調整することを説明している画面

Step 4|切り取りと傾き補正

「切り抜きツール」で、必要な部分をトリミング。
「角度補正」で写真をまっすぐに整えましょう。

Lightroomの「切り抜きツール」「角度補正」で調整することを説明している画面

Step 5|ノイズ除去とシャープ化

高感度撮影で出やすい“ざらざら感”を「ノイズ除去」で調整します。
同時に「シャープ」でディテールも整えると、印象がアップします。

Lightroomの「ノイズ除去」「シャープ」で調整することを説明している画面

Lightroomを使うと変わる!初心者にこそすすめたい理由

  • 写真が一気に見栄えする
  • ストック審査に通りやすくなる
  • 編集が一貫してでき、作業効率がアップ
  • プリセット(編集テンプレ)を作成して、初心者でも時短が可能

また、LightroomはPhotoshopよりもシンプルで直感的な操作ができるため、
「編集って苦手…」という方でも気軽に使い始められます。

まとめ|Lightroomで写真の価値を高めよう

写真編集に不安を感じていた方も、Lightroomなら「これなら自分にもできるかも」と思えたのではないでしょうか?

最初は1枚、ほんの少しの明るさ調整からでも大丈夫です。
大切なのは、“買いたくなる写真”に仕上げる意識を持つことだと思います。

これからもストックフォトに挑戦していきたい方は、Lightroomで写真編集にチャレンジしてみてください。

この記事で紹介したLightroomは、Adobe Creative Cloud フォトプランに含まれています。
このプランでは、LightroomとPhotoshopの両方が利用可能で、写真編集や作品づくりを本格的に始めたい方に最適です。
詳細や無料体験の情報は、以下の公式ページからご確認いただけます。

補足コラム|Lightroomについてよくある質問

Q1. LightroomとPhotoshopって何が違うの?

Lightroomは写真全体の明るさや色味を調整するのに特化したソフトで、直感的な操作が可能です。
一方、Photoshopは部分的な編集(不要物の除去や合成など)が得意で、より高度な加工ができます。

ストックフォト初心者には、まずLightroomから始めるのがおすすめです。
慣れてきたらPhotoshopと併用するのが理想的です。

Q2. Lightroomは無料で使えるの?

スマホアプリ版のLightroomには無料プランがありますが、
デスクトップ版(パソコン用)やRAW編集、ノイズ除去などの機能は有料プラン(フォトプラン)限定です。

ストックフォトでしっかり編集していきたい方には、
Lightroom+Photoshopがセットになった「Adobe Creative Cloud フォトプラン」が一番コスパが良いです。

Q3. RAWってなんですか?JPEGとどう違うの?

RAWはカメラが記録する“生データ”のこと。JPEGに比べて情報量が多く、
あとから明るさや色味を自由に調整できるのが特徴です。

たとえば「空が白とびしてしまった」「影が暗すぎた」といった失敗も、RAWならかなり修正できます。
LightroomはこのRAW現像に強いツールなので、編集の自由度が高いです。

Q4. プリセットってなに?

プリセットとは、編集の「レシピ」のようなものです。
明るさや色味の設定を保存しておき、別の写真にもワンクリックで同じ編集を適用できます。

自作もできるほか、他の人が作ったプリセットをダウンロードして使うことも可能です。
作業を効率化したい人や、雰囲気を統一したい人におすすめです。