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はじめに

夏の訪れを感じる音といえば、やっぱり風鈴。
今回は東京都足立区の「西新井大師」で開催されている風鈴まつりを訪れました。境内には全国各地の個性豊かな風鈴が並び、それぞれの音色が涼しさを運んでくれます。

撮影では、絵柄や形に注目しながら、夏らしい色合いと背景ぼかしを意識して構図を工夫しました。
本記事では、撮影した風鈴の一部をご紹介しながら、夏の写真散歩の楽しさをお届けします。

西新井大師の風鈴祭りの案内看板と展示エリア。日本各地から集められた風鈴が境内を彩る。
風鈴祭りの案内看板とともに、全国各地の風鈴が並ぶイベントの入り口風景。

西新井大師の風鈴祭りで、テントの内部にたくさんの風鈴が吊るされている様子。装飾と短冊が涼やかな印象。
テントの中にもびっしりと風鈴が吊るされ、風が吹くたびに心地よい音が響く。

風鈴まつりってどんな感じ?

私が西新井大師の風鈴まつりを訪れたのは、平日の午前10時ごろ。
天気はよく、陽射しは強めでしたが、藤棚やテントの下に風鈴が並べられていたため、直射日光はある程度和らぎ、快適に見て回ることができました。

境内には全国各地から集まった風鈴がずらりと吊るされており、それぞれ形や音色が異なっていて見応えがあります。風が吹くたびにさまざまな音が重なり合い、まさに“音の祭典”といった雰囲気でした。

訪問時は平日ということもあって人は少なく、ゆっくりと撮影することができました。
スマートフォンで撮影している方が多く、思わず写真に収めたくなるようなカラフルな絵柄の風鈴やかわいい風鈴もありました。風鈴を実際に購入されている方もちらほら見かけました。

風鈴の展示だけでなく、販売受付場所も設けられており、気に入った風鈴をその場で購入できるのも嬉しいポイントです。

藤棚に吊るされたカラフルな風鈴が並ぶ西新井大師の境内。光と緑に包まれた夏の風物詩。
藤棚の下に青と黄色の風鈴が並び、夏らしい音と彩りに包まれる光景。

風鈴紹介・ギャラリー|全国の風鈴が奏でる音と彩り

ここからは、今回撮影した風鈴の中から印象に残ったものを紹介します。
それぞれの風鈴には産地の特色や作り手の工夫が感じられ、見て・聴いて・撮って楽しめる魅力にあふれています。

福島県・喜多方風鈴

福島県・喜多方風鈴の金魚をクローズアップで撮影した写真。透明なガラスと絵柄が主役。

撮影メモ

透明なガラスに夏のイメージがある金魚の絵柄が描かれた喜多方風鈴。絵柄にしっかりとピントを合わせて、絵柄の主役感を引き立てるように撮影しました。

使用機材:iPhone 14 pro Lightroom モバイル版

福島県・喜多方風鈴

緑の背景を活かして撮影した福島県・喜多方風鈴。爽やかな夏のイメージ。

撮影メモ

グリーンを背景にして喜多方風鈴を主役にした構図。背景の自然な緑をぼかすことで、涼やかで爽やかな印象を演出しました。テキストを入れる余白を考えて撮影しています。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:135mm

富山県・真鍮風鈴

富山県・真鍮製風鈴を不動堂の建物を背景に撮影。和の雰囲気を活かした構図。

撮影メモ

重厚感ある真鍮の風鈴を、西新井大師の不動堂を背景にして和の雰囲気を意識して撮影しました。寺院の屋根をぼかすことによって、背景が淡くなり、黒っぽい金属の質感の風鈴が印象的に浮かぶような感じに仕上がりました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:75mm

富山県・高岡青銅風鈴

富山県・高岡の青銅風鈴を背景ぼかしで撮影。落ち着いた和の印象を強調。

撮影メモ

同じく不動堂を背景に、青銅製の風鈴を撮影。硬質な風鈴の質感と、ぼかした背景の建物が奥行きを生み、風鈴の存在感が際立ちます。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:100
焦点距離:70mm

東京都・江戸風鈴

瓢箪の形をした江戸風鈴。ユニークなフォルムが特徴の和風デザイン。

撮影メモ

個性的な瓢箪型の風鈴。絵柄だけでなく、形自体がユニークで目を引く風鈴だったので、撮影しました。ガラスに入る光や質感がでる形に仕上がったと思います。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:90mm

東京都・江戸風鈴

色鮮やかなトンボや花などが描かれた江戸風鈴。夏らしい色彩が印象的な風鈴写真。

撮影メモ

色鮮やかなトンボや花などが描かれた江戸風鈴。夏らしさと賑やかさが詰まった絵柄は、まさに「見て楽しむ風鈴」だと思います。背景の朝顔の造花も構図に組み合わせて、写真全体が華やかに仕上がりました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:75mm

静岡県・駿河竹風鈴

静岡県・駿河竹風鈴。竹の曲線が美しく、鉄器風鈴を囲む構造が特徴的。

撮影メモ

南部鉄器の風鈴を、竹の籠の中に納めた珍しい構造の風鈴。まわりに造花の朝顔が集まるような構図で和の落ち着いた中にカラフルさがある雰囲気で撮影しました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:40mm

愛知県・瀬戸 赤津焼風鈴

愛知県・瀬戸 赤津焼の白磁風鈴。花模様の透かし彫りが特徴で、朝顔の造花を背景に夏らしい彩りで撮影。

撮影メモ

白磁のやわらかな質感と、花模様の透かし彫りが上品な瀬戸・赤津焼の風鈴。風鈴を画面右に配置し、空間に余白を作ることで、テキストが入れられる構図にしました。背景には朝顔の造花が入り、夏らしい彩りと奥行き感が引き立つ一枚になっています。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:135mm

高知県・海つ音風鈴

高知県・海つ音風鈴のガラス風鈴を主役に据えた一枚。透明感が際立つ構図。

撮影メモ

ガラスの風鈴にピントをしっかり合わせ、主役感を強調するように撮影しました。緑の背景ボケに浮かぶ透明なガラスのイメージに仕上がりました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:125mm

福岡県・ガラス風鈴(カラフル模様)

福岡県のカラフルなガラス風鈴。中央配置で模様の美しさを際立たせた構図。

撮影メモ

カラフルな水玉模様が特徴的なガラス風鈴。中央に配置して撮影することで、背景の朝顔や彩りと調和しながらも主役として引き立てました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:66mm

風鈴撮影の工夫とこだわりポイント

今回の撮影では、ただ風鈴を記録するのではなく、「夏らしさ」や「主役感」「背景との調和」を意識して構図を選びました。以下のような点に気をつけながら撮影を行っています。

単体の風鈴を主役にする

1つの風鈴にピントをしっかり合わせ、絵柄や形が美しく見える角度(正面や斜め)を選びました。風鈴の個性が伝わるよう、背景と距離を取って主役感を演出しています。

背景ボケで彩りと奥行きをプラス

造花や緑、竹の天井など、明るい色の背景をぼかすことで、風鈴の輪郭が引き立つよう工夫しました。背景に少し色が入るだけで、写真に奥行きが生まれます。

上下左右どこかに余白を残す構図

バナー画像やSNS用のテキスト挿入も考慮し、風鈴の左右や上部にスペースを確保しました。余白のある写真は使い勝手が良く、デザインにも活かしやすいです。

“涼”と“和”を意識した夏らしい要素

風鈴の種類にも注目し、ガラス風鈴、朝顔の造花、短冊など、日本の夏を象徴するモチーフが入るよう意識しました。見た目にも涼しく、どこか懐かしさのある和の情景を目指しました。

ストックフォト用としても注目される“風鈴祭りらしい写真”

西新井大師の風鈴祭りは、全国の風鈴が一堂に並び、カラフルで涼やかな光景が広がることから、ストックフォトとしても人気があります。
特に「風鈴が一面に写っていて、イベントらしさが一目で伝わる写真」は、販促素材や夏の特集ページなどで使いやすく、実際にPIXTAなどでもニーズの高いテーマのひとつです。

ストックフォトとしても活用できる写真を意識するなら、「イベントの雰囲気が伝わり、かつ文字が入れられる余白のある構図」が理想的です。実際にPIXTAなどでは、西新井大師の風鈴が多数写った構図が人気で、Web素材や地域イベントの告知にも使われています。

ストックフォトで売れやすい構図のポイント

要素解説
風鈴が画面全体に写っている密集した様子が“夏のイベントらしさ”を直感的に伝える
本堂の一部が写っているどこの風鈴祭りかが一目で分かりやすい(ただし控えめに)
人が写っていないイベント告知やWeb素材で使いやすい
文字スペース(余白)があるチラシ・バナーなどに活用されやすい
明るく爽やかな色味夏らしい清涼感が出る(Lightroomでの調整推奨)

アクセス・開催情報|西新井大師の風鈴イベント

西新井大師の風鈴まつりは、毎年夏の時期に開催されている人気イベントです。境内にずらりと並んだ風鈴が風に揺れ、訪れる人々に視覚と聴覚の涼を届けてくれます。

開催場所
西新井大師 總持寺(そうじじ)
東京都足立区西新井1丁目15-1

アクセス
東武大師線「大師前駅」より徒歩すぐ(駅を出てすぐ目の前です)
東武スカイツリーライン「西新井駅」からも徒歩約15分程度
※公共交通機関でのアクセスがとても便利で、駅からの案内表示も分かりやすいため、はじめて訪れる方でも安心です。

開催時期(例年)
風鈴まつりは、毎年7月初旬〜7月後半頃にかけて開催されています。
期間中は全国30ヶ所から250種類の風鈴が展示され、見て・聴いて楽しめる涼の風物詩として多くの人に親しまれています。
※開催日程は年によって前後する場合がありますので、訪問前に西新井大師の公式情報などでご確認ください。

西新井大師 公式サイト

まとめ|“音の景色”を写真で切り取る風鈴撮影のすすめ

西新井大師の風鈴まつりでは、日本各地の伝統や個性を感じられる風鈴に出会えました。
美しい音色だけでなく、その姿や背景との組み合わせもまた、夏の風景を彩る大切な要素です。

写真好きの方はもちろん、涼を感じたい方やちょっとした癒しを求めている方にもおすすめのスポットです。
ぜひ一度、全国の音色が集まる風鈴の世界を体感してみてください。

明るさや色味を整えるだけで、印象がぐっと変わります。
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Adobe Lightroom

※掲載写真についてはこちらをご覧ください。