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この記事はこんな人におすすめです

  • 写真初心者だけど、夏らしい風景を撮ってみたい
  • 撮影旅行に行きたいけれど、気軽に楽しめる場所を探している
  • 癒しとご利益のあるスポットで、のんびりとした時間を過ごしたい
  • カエルや風鈴といったユニークな被写体を撮影したい

はじめに

「夏らしい写真が撮りたい」「カメラを持ってどこか癒される場所へ行きたい」
そんな方にぴったりの場所が福岡県にあります。

境内いっぱいに色とりどりの風鈴が飾られ、やさしい音色とともに願いを届けてくれる―その名も「かえる寺」として親しまれる如意輪寺(にょいりんじ)です。

本記事では、写真初心者の方にもおすすめの撮影スポットや構図のヒントも交えながら、「如意輪寺の風鈴まつり」の魅力をご紹介します。

アクセス|西鉄 三沢駅からの行き方

如意輪寺の最寄り駅は、西鉄天神大牟田線の「三沢駅」。駅を出て右手方向へ進み、住宅街を抜けて徒歩で約15分ほどで到着します。到着地点には「かえる寺」の案内看板があり、ここだとすぐにわかります。
西鉄福岡(天神)駅からは、特急と各駅停車を乗り継いで三沢駅までは約32分で到着でき、アクセスも良好です。

撮影旅行の際は、博多で宿泊するのもおすすめです。

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如意輪寺ってどんなお寺?|“かえる寺”の由来と魅力

真言宗の寺院で、中国旅行で住職が持ち帰った翡翠のカエル像が縁起。その一体を境に、徐々にコレクションが増え、今では1万体ものカエルの置物が境内に並ぶようになりました。「無事かえる」「若がえる」など、ゲンを担いだご利益もたくさんあります。

如意輪寺の正面入口。大きな石碑と愛らしいカエルの像が出迎えてくれます。本堂へと続く階段の両側には、カエルの仁王像が並び、口を開けた阿形と口を閉じた吽形となっています。境内全体が“かえる寺”の名にふさわしい空間になっています。

風鈴まつりとは?|開催時期と見どころ

如意輪寺の風鈴まつりは、例年4月下旬〜8月末ごろまで開催。境内には数千個以上の風鈴が掛けられ、風が吹くたびに心地よい音色が聞こえて、暑さを和らげてくれます。風鈴は1個500円で購入し、短冊に願い事を書いて、奉納できます。持ち帰りは不可。

如意輪寺の風鈴まつりフォトギャラリー

夏の風物詩・風鈴まつりの様子を、実際の写真でご紹介します。
風鈴のトンネルやカエルの風鈴との組み合わせなど、撮影の参考にもなる構図を集めました。

境内に入ってすぐに出迎えてくれるのが、こちらの「風鈴トンネル」。天井から無数のガラス風鈴が吊るされ、色とりどりの短冊が風に揺れます。通路の両脇にもずらりと並ぶ風鈴は、まるで音と色に包まれるような感覚。夏の光が差し込むと、ガラスに反射してきらめき、まさに“フォトジェニック”なスポットです。

撮影メモ

如意輪寺の風鈴トンネルを奥行きある構図で撮影。カラフルな短冊が無数の風鈴とともに吊るされ、カラフルな色味がアクセントになりました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:20mm

撮影メモ

色とりどりの短冊が吊るされたガラス風鈴が並び、緑の木々の間から木漏れ日が差し込む参道。階段の上に続く風鈴トンネルを見上げた構図。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:18mm

撮影メモ

背景の木漏れ日の玉ボケを活かし、かえるのイラストのガラス風鈴が主役になるように撮影。夏のイメージがある柔らかい印象に仕上げました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:120mm

撮影メモ

連なる風鈴の並びと、奥の玉ボケの緑の背景を組み合わせ、柔らかな雰囲気で撮影。背景の明るさを活かし、涼感と透明感を強調しています。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:100
焦点距離:135mm

撮影メモ

色とりどりの短冊が揺れる瞬間を狙い、緑に包まれた木漏れ日を背景に風鈴がずらりと並ぶ様子を撮影。風に舞う短冊の動きと、光を透かすガラス風鈴の涼やかな透明感を意識し、夏らしい爽やかな情景を表現しました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:70mm

晴天の光が木々を透かした自然の緑を背景にした風鈴が並ぶ様子

撮影メモ

晴天の光が木々を透かした自然の緑を背景にした風鈴が並ぶ様子を撮影。夏らしい涼やかさが伝わる一枚を狙いました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:135mm

撮影メモ

赤い和傘とカラフルな短冊のある風鈴を、緑の木漏れ日で柔らかい光で包み込むような構図。自然のフレームを意識しつつ、夏らしい色彩と涼やかな雰囲気を表現しています。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:100
焦点距離:28mm

撮影メモ

青々としたもみじの下、吊るされた数多くの風鈴を斜めから捉えることで、奥行きと風鈴の重なりが生み出す涼やかな雰囲気を表現。わずかな木漏れ日が差し込む、夏らしさを強調しました。

使用機材:Nikon D3100
絞り:f/8
シャッタースピード:1/200秒
ISO:200
焦点距離:112mm

風鈴イベントは全国各地で開催されています。東京の例はこちら。

境内のあらゆる場所にいたカエルの像

カエルの像は境内のあらゆる場所にあり、色とりどりで表情も豊かです。写真撮影のポイントにもなり、見る人を和ませてくれます。

「若がえる」「無事かえる」などのご利益で知られるかえる寺。如意輪寺の境内には、かえるの口をくぐると悪い運を良い運に“かえる”とされるスポットもあります。

多宝塔と境内の雰囲気

境内奥には美しい多宝塔もあり、木々に囲まれた静かな雰囲気を楽しめます。もみじとともに撮影することで、和の美しさが際立つ一枚に。

多宝塔は令和2年に建立された比較的新しい建造物で、幸せと平和を願う祈りの象徴でもあります。塔の周囲には木陰もあり、風鈴の音が届く中で撮影することができました。写真映えする朱色の外観は、新緑や紅葉の季節にもおすすめです。

本記事の写真は、Adobe Lightroomで現像・編集を行っています。
色味の調整や画像のノイズ除去などで仕上がりが良くなります。
Adobe Lightroom(公式サイト)はこちら。

Adobe Lightroom

撮影初心者スマホ撮影向けのおすすめの構図

  • 風鈴を近づけて撮影し、背景をぼかして奥行き感を演出(ポートレートモード活用)
  • 晴れた日は、風鈴越しに木漏れ日を入れて、夏らしい爽やかな印象にする
  • 風鈴トンネルを中心にした「左右対称構図」「奥行きのある構図」で安定感を出す
  • 斜め構図を使って風鈴の動きやリズム感のある写真に仕上げる

境内での癒しのひととき

境内では、冷水茶(抹茶)とおまんじゅうのおもてなしもいただきました。赤い毛氈の上でひと息つけるそのひとときは、まさに夏の癒しになりました。冷水茶の冷たさと、素朴な甘さのおまんじゅうが夏の暑さに疲れた身体にしみわたります。
境内は木陰の場所が多く、風が吹くと暑さもやわらぎます。本堂の近くには座れる場所もいくつかあり、ゆったりと過ごすことができました。

まとめ

かわいいカエルとひらひらと揺れる風鈴が織りなす風景は、暑さの中にも涼やかな癒しを届けてくれます。境内には撮影しやすいスポットが多く、構図の工夫次第でスマホでも印象的な一枚が撮れます。

如意輪寺(かえる寺)は、写真初心者からベテランまで楽しめる、夏のフォト旅にぴったりの場所。ぜひ、あなただけの「涼」を写真に残してみてください。

如意輪寺のアクセスと基本情報

  • 所在地 : 福岡県小郡市横隈1728
  • 最寄駅 : 西鉄「三沢駅」から徒歩約15分
  • 駐車場 : 無料駐車場あり
  • 入場料 : 無料(風鈴奉納は有料)

※掲載写真についてはこちらをご覧ください。

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