ゴールデンウィーク真っ只中のこどもの日、晴天に恵まれたこの日、昭和記念公園へ春の花々を撮りに行ってきました。
現在開催中の「フラワーフェスティバル2025」では、ネモフィラやシャーレーポピー、日本庭園の青もみじ、こもれびの里のこいのぼりなど、この時期ならではの風景が広がります。

今回は、人の多い連休でも楽しめる「引きの構図」や「ローアングル撮影」を意識しながら、季節感たっぷりの写真を撮影してきました。
この記事では、撮影のポイントとともに、公園内の見どころをフォトレポート形式で紹介します。

昭和記念公園フラワーフェスティバル2025の概要

昭和記念公園では、2025年3月20日(木・祝)から5月25日(日)まで「フラワーフェスティバル2025」が開催されています。

園内では、ネモフィラやシャーレーポピーなど、春を彩る花々が次々と見頃を迎え、華やかな風景が広がっています。

期間中は、写真好きにはたまらないフォトスポットの設置や、シャボン玉が舞う「フォトジェニックタイム」など、撮影を楽しめるイベントも実施されています。春の花々を満喫できるこの時期、ぜひカメラを片手に訪れてみてはいかがでしょうか。

※お出かけの際は、公式サイトで最新の開花状況やイベント情報をご確認ください。

昭和記念公園の全体案内図

アクセスと混雑状況

西立川駅からすぐの公園。多くの来園者の姿が見えました。特にゴールデンウィークのこどもの日は家族連れで賑わっており、公園内はどこも大混雑でした。

西立川口の入口は多くの人でにぎわい、連休中の混雑を実感。

ネモフィラ畑と青空を活かした構図

原っぱ西花畑のネモフィラ畑では、ローアングルで青空を背景に撮ることで開放感のある構図に。人の姿を小さく写したり、ぼやかしたりして、花の美しさを引き立てつつ、季節のにぎわいも表現しました。

ネモフィラの花をローアングルから撮影。空との一体感が爽やかな一枚。

遠景に人の姿を入れることで、ネモフィラ畑の広がりとにぎわいを伝える構図に。

圧巻のシャーレーポピー畑|花の丘の魅力

シャーレーポピーが咲き誇る花の丘はまさに圧巻。遠くから引いて撮ることで、赤い花が丘一面に広がる壮大な風景が強調されました。人も点景として映し込み、にぎやかさを演出。

花の丘を引いて撮影。にぎわいも写した引きの構図。

まるで赤いポピーのじゅうたんを敷き詰めたような一面の花畑を撮影。

撮影や観光の拠点に便利な立川駅周辺。アクセスも良く、宿泊してゆっくり巡るのもおすすめです。

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写真の工夫|人を風景の一部としてとらえる引きの構図

混雑する時期でも「引きの構図」で撮ることで、人の姿を“にぎわい”として自然に取り込むことができます。特に昭和記念公園のような広大な花畑では、花と人を一緒に写すことでスケール感を伝えやすくなります。

人を「風景の一部」として扱う

小さく写すことで“混雑感”ではなく“にぎわい”として表現でき、花畑の広がりも強調されます。

奥行きを意識した構図づくり

花越しに空や遠景を入れることで、「密度感」と「開放感」を同時に演出できます。ネモフィラやポピー畑ではこの方法が特に効果的です。

ブログ・ストックフォト向けにも最適な「引きカット」

アイキャッチやPinterestピンとして使いやすく、構図に人がいても主役が花であると伝わる写真なら、ストックフォトの審査にも通りやすい傾向があります。

日本庭園の青もみじと池のある風景

日本庭園では新緑が美しく、特に池の周りの青もみじが印象的でした。木陰と橋、歓楓亭を入れて、静けさと和の雰囲気を意識した構図で撮影しました。

多くの人でにぎわう日本庭園ですが、ふと人の気配が途切れた瞬間を狙って撮影しました。

青もみじの爽やかな緑を通して、日本らしい風情を表現してみました。

緑に包まれた日本庭園の全景を収めました。

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こもれびの里のこいのぼり

里の農家の庭先には色とりどりのこいのぼりが。青空に泳ぐ姿は、春の行事を感じさせ、訪れた人々の足を止めていました。子どもの日の雰囲気を象徴する光景です。

青空を背景にこいのぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。

その他に見られた春の草花

ハーブの丘のブーケガーデンなどで見かけたジャーマンカモミール、カリフォルニアポピー、ツマジロヒナギクなどの春の草花。
その鮮やかな色彩に思わず足を止め、撮影に夢中になる場面も多くありました。
ここでは、その中からいくつか印象的だった花々の写真をご紹介します。

たくさんの花が敷き詰められているブーケガーデンの品種。花畑のどこを切ってもブーケに見えるので、そう呼ばれています。

ブーケガーデンのカリフォルニアポピー、ツマジロヒナギクなどの多くの花をカラフルに撮影してみました。

シャーレーポピー

ジャーマンカモミール

ヤグルマギク

ネモフィラ・インシグニスブルーとネモフィラ・マクラータ

昭和記念公園 撮影スポットマップ

今回撮影したエリアを、昭和記念公園のマップ上に記してみました。
「ネモフィラ畑を撮影」「シャーレーポピー畑を撮影」など、訪れた場所にコメントを添えています。撮影時の参考にしてみてください。

撮影を終えて|春の花に囲まれた一日をふりかえって

こどもの日でにぎわう昭和記念公園。混雑の中でも、引きの構図やローアングルなど工夫を凝らしながら撮影することで、花の美しさや季節のにぎわいをしっかり記録に残すことができました。

ネモフィラやポピーだけでなく、日本庭園の青もみじやこいのぼりなど、この季節ならではの多彩な風景に出会えた今回のフォト散歩。写真を通じて、その場の空気感や光の美しさも伝わっていれば嬉しいです。

気軽なカメラ散歩でも、ちょっとした構図の工夫で「使える写真」が撮れるのも、この季節の楽しさ。春〜初夏の撮影シーズンもまだ続きますので、今後も引き続き自然の風景を追いかけていきたいと思います。

※掲載写真についてはこちらをご覧ください。