はじめに|“ジャンル別ポートフォリオ整理”シリーズの総括
本シリーズでは、主要3サイト(Adobe Stock / PIXTA / Shutterstock)それぞれの整理法を紹介してきました。
最終回となる今回は、ブログとPinterestを活用して、あなたのポートフォリオを単なる「素材置き場」から“発信型ギャラリー”へと変える方法を解説します。 ストックフォトの販売で重要なのは、「投稿する」こと以上に“見てもらうための導線設計”です。自分の作品をどう見せ、どう記憶に残すか。その工夫こそが「ブランド化」への第一歩となります。
Pinterestより引用
ブログを“作品ギャラリー”として活用する

ブログは単なる日記ではなく、「自分の作品を最も美しく、体系的に見せる場所」です。WordPressなどのツールを使えば、販売サイトの枠を超えた独自のギャラリーを構築できます。
作り方の5ステップ
1.カテゴリー設計 : 「風景」「都市」「背景素材」など、得意ジャンルごとにページを作成。
2.厳選した掲載 : 各ページに代表作3〜5点を大きく掲載し、視覚的インパクトを優先。
3.販売サイトへの誘導 : 各作品のすぐ下に各ストックサイトへの直リンクを設置。
4.SEO対策 : ALT(代替)テキストとキャプションを丁寧に設定。

5.回遊性の向上 : ページ下部に関連記事を配置。

実際のブログでは、このようにAdobe Stockのポートフォリオを整理して公開しています。

Adobe Stockで何度も売れている定番風景 6選はこちら
ポイント
- サムネイルのトーンを統一(白背景や青空トーンなど)
- ギャラリー下にCTAボタンを配置して、販売サイトへの導線を明確にする
- 「撮影地紹介」「販売のコツ」などの関連記事とリンクして滞在時間を伸ばす
ブログは「ストックフォト×ストーリー」の最適な発信場所です。
販売実績や撮影エピソードを交えながら紹介することで、単なる素材集ではなく“作品の世界観”を伝えられます。
Pinterestで“ビジュアル検索導線”を作る

Pinterestは「画像でアイデアを探す」ユーザーが集まる、ストックフォトと極めて相性の良いプラットフォームです。
| Pinterestの活用メリット | 内容 |
|---|---|
| 高い拡散性 | 良い画像は「保存」され、時間が経っても表示され続ける |
| 直接リンク | 画像から直接ブログや販売サイトへ誘導できる |
| カタログ化 | テーマ別に「ボード」を作ることで専門性をアピールできる |
運用のコツ
- キーワード戦略 : ピンのタイトルに「京都 観光 夜景 素材」など検索されやすい言葉を入れる。
- リンク設定 : リンクには必要に応じて
sponsored属性を付与し、健全な運用を。 - デザインの統一 : アイキャッチのデザインを統一し、「この雰囲気の写真はあの人だ」と思わせる。
Pinterestで以下のボードを作成して公開しています。
「Adobe Stock 風景」はこちら
Adobe Stock ベクター素材はこちら
ブログ × Pinterest の連携で広がる導線設計

ブログとPinterestを連携させることで、 検索・SNS・ポートフォリオの導線を一本化できます。
具体的には以下のような流れが理想です。
連携イメージ
- ブログでジャンル別ギャラリーを作成
- そのページをPinterestにピンとして投稿
- ピンの説明文にブログURL+キーワードを設定
- Pinterestから流入したユーザーが、ブログ内で他ジャンルを回遊
Pinterestに投稿した「Adobe Stockで何度も売れている定番風景 6選」はこちら
運用のコツ
- 各記事下に「Pinterestボードを見る」ボタンを設置
- 新しい記事を公開したら、同ジャンルのボードにもピンを追加
- 季節・イベントごとに特集ボードを作成(例:春の桜特集、夜景特集)
- アイキャッチ画像とピンデザインをCanvaで統一してブランド感を出す
ブランド化の3つのポイント

作品を「ただのデータ」ではなく「ブランド」として認知させるための極意です。
- 統一感のあるビジュアル設計
色味や構図に自分なりのルール(例:青空のトーンを揃える)を持つ。 - 発信の一貫性
ブログ、Pinterest、SNSで同じ世界観を維持する。 - 「情報の鮮度」を保つ
売れ筋の変化や季節に合わせて、トップに表示する作品を入れ替える。
まとめ|見せ方を整えることは「選ばれる理由」をつくること
どのストックフォトサイトでも、最終的に購入者が重視するのは安心感と信頼性です。
丁寧に整理されたポートフォリオや統一感のあるビジュアルは、それ自体が“品質の証”になります。
ブログとPinterestを活用して「整理+発信」を両立させることで、
あなたの作品は“データ”から“ブランド”へと進化します。
整理は終わりではなく、作品を育て続けるための始まり。
日々のアップデートが、次の発見と収益につながっていきます。
各ストックフォトサイトで売上アップを目指すための、具体的な作品管理やポートフォリオ整理術についてはこちらを参考にしてください。
ストックフォトで作品を投稿する際は、
LightroomやPhotoshopでの
色調補正やトーン調整が作品の印象を大きく左右します。
編集で明るさ・色味を整えるだけでも、
「類似コンテンツ」による不採用を防ぎ、
審査の通過率が高まるケースがあります。
「売れる作品」への最終仕上げには、RAW現像からレタッチまで一括で行える
Adobe Creative Cloudフォトプランがおすすめです。
