この記事は、スマホやカメラで名古屋の絶景を撮影したい方、昼と夜で違う表情を楽しみたい方にぴったりの記事です。

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はじめに

名古屋の都心にそびえる「スカイプロムナード」は、地上220mの屋外展望回廊。昼は名駅周辺の高層ビル群や遠くの山並みまで一望でき、夜には宝石のような夜景が広がる絶景スポットです。さらに魅力的なのは、昼と夜の両方を1日で楽しめる再入場システム。写真を撮る人や観光を満喫したい人にとって、これほど贅沢なスポットはそうありません。この記事では、実際の訪問体験をもとに、昼夜それぞれの撮影ポイントやおすすめの楽しみ方を紹介します。

名古屋のスカイプロムナードとは?

スカイプロムナードの基本情報

名古屋駅前の超高層ビル「ミッドランドスクエア」内にあるスカイプロムナードは、地上約220メートルに位置する屋外展望台です。
場所はオフィス棟の44階~46階にあり、名古屋の街並みをほぼ360度のパノラマで見渡すことができます。

特に特徴的なのは、屋根のない開放的な設計。都市部では珍しい風を感じられる展望体験ができるスポットとして、観光客だけでなく写真愛好家にも人気があります。

ミッドランドスクエアの位置と特徴

スカイプロムナードがあるミッドランドスクエアは、JR名古屋駅から徒歩すぐの場所にある高層ビルで、地上47階建てのオフィス棟と商業棟から構成されています。

展望台へはオフィス棟の42階にある専用入場口から入り、エレベーターで展望フロア(44~46階)へ向かいます。
下層には高級ブランド店やシネコン、レストランなどもあり、展望台とあわせてショッピングやグルメも楽しめる複合施設です。

スカイプロムナード展望フロアへ向かう上りの様子
展望フロアへは、42階の受付からエスカレーターで向かいます。

名古屋市内の魅力的な展望台

名古屋市内には、中部電力 MIRAI TOWER(旧 名古屋テレビ塔)やオアシス21などの展望スポットもありますが、
スカイプロムナードは唯一の屋外型の高層展望回廊として際立っています。

実際には安全のために全面がガラスパネルで囲まれていますが、天井は吹き抜けになっており、外の空気や音を感じながら景色を楽しめる設計になっています。

私が訪れた日は、日中の名古屋の気温が35度を超える猛暑日でした。屋外の展望台はかなり暑く感じられましたが、
夕方以降は風が吹き抜けて心地よく、夜景撮影時は涼しく快適に過ごせました
時間帯によって体感が大きく異なるのも、屋外展望台ならではの魅力です。

また、再入場制度もあるため、昼と夜の異なる表情を1日で楽しめる点も大きなポイントです。

スカイプロムナードの営業時間と料金

営業時間の詳しい情報

公式によると、スカイプロムナードの通常営業は次のとおりです。
11:00〜22:00最終入場 21:30

さらに季節ごとの特別営業時間もあります。
夏期サマータイム(8/1〜8/31):11:00〜23:00(最終入場 22:30)
大晦日:11:00〜18:00
元旦(初日の出営業):6:00開扉、入場は8:00まで、閉館は8:30

※悪天候時や強風などによる臨時休業もあり。公式サイトまたはSNSで当日の営業状況をご確認ください。

入場料と支払い方法

最新の料金表は以下の通り(2025年7月時点)
大人(18歳以上):1,000円
シルバー(65歳以上):500円
中高生:500円
小学生:300円(土日祝は無料
※障がい者手帳をお持ちの方(+同伴者1名)は、割引価格が適用されます。

支払い方法は、以下に対応しています。
現金
クレジットカード
交通系IC
電子マネー
QRコード決済

当日券・一日券の選び方と注意点

当日券(通常券):入場当日のみ有効、再入場不可
一日券(+300円)当日限り何度でも入場可能。(追加購入可能)昼夜を両方楽しみたい方向け
当日券の販売は42階チケットロビーで行われます。

注意点として

  • 花火大会などシーズンイベントの日は混雑が予想されるので、早めの来場・チケット購入がおすすめ。
  • 天候、混雑状況により三脚などの使用制限が入る場合があります。公式情報を事前チェックしておきましょう。

WEBチケットでスムーズ入場!

展望台入口でのチケット購入は、行列や手間が気になるという声もありますが、
事前にアソビュー!やKlookなどオンラインでチケットを購入すれば、スマホQRコードを提示するだけでスムーズに入場できます。

アソビュー!のWEBチケットが購入できる画面。スマホ提示で並ばずに入場できるので便利。
アソビュー!のWEBチケットが購入できる画面。
スマホ提示で並ばずに入場できるので便利。

主なオンラインチケットのメリット
  • 窓口で並ばずに入場が可能(当日券購入の待ち時間ゼロ)
  • 同料金で購入できる(割引があるケースも)
  • ポイントが貯まる場合あり(アソビュー!利用時)

詳細情報(アソビュー!の場合)

項目内容
チケット販売プラットフォームアソビュー!
利用可能時間帯毎日 11:00~22:00(最終入場 21:30)
入場料金大人1,000円、シルバー500円、中高生500円、小学生300円(※土日祝は無料)
入場方法スマホ画面に表示されるQRコードを、42階チケットロビーの券売機エリアで提示すればOK

アソビュー!からの購入はこちら 屋外展望台スカイプロムナード 入場チケット

昼のスカイプロムナード|名古屋の街並みと青空を撮る

晴れた日のスカイプロムナードでは、名古屋の街並みがくっきりと広がり、遠くには南アルプスの山並みが顔をのぞかせることも。東西南北それぞれに異なる表情を見せる都市の風景は、訪れる人の視線を釘付けにします。
昼間は自然光がたっぷり入り、ガラス越しでも明るく撮れるため、風景写真の撮影にもぴったりの時間帯。展望台内にはリラックスできるチェアや芝生エリアもあり、くつろぎながら撮影や鑑賞が楽しめます。
ここでは、実際にiPhone 14 Proで撮影した昼間の写真とともに、スカイプロムナードの魅力をご紹介します。

ミッドランドスクエア46階にある回遊式歩道の様子。ガラス張りの通路から名古屋の街並みが見える。
46階の回遊式歩道。名古屋の風景を眺めながら、ぐるりと一周できます。

スカイプロムナード南側から見下ろす名古屋市街地。鉄道やビル群の先に名古屋港が見える風景。
南側の風景。名古屋の街並みが広がり、新幹線やJR線、遠くには名古屋港の姿も見える。

スカイプロムナードの展望フロアで、窓の格子と名古屋の都市風景を重ねて撮影した構図。
窓ガラスから少し離れて撮影。格子越しに広がる名古屋の街並みが印象的な風景。

スカイプロムナード東側から見た名古屋テレビ塔やナゴヤドーム、晴天時には南アルプスも見える展望風景
東側にはテレビ塔や名古屋ドームが望め、天気が良ければ遠く南アルプスまで見渡せる。

スカイプロムナードから見た名古屋の北側の街並み。JPタワー名古屋と名古屋城が映る展望風景。
北側の名古屋の風景。手前にはJPタワー名古屋、右奥には名古屋城が見える。

北側から見る名古屋城と街並みを切り取ってiPhoneの望遠レンズで撮影。

スカイプロムナードから真下の街並みを見下ろす眺め
高層から真下をのぞくスリルもこの展望台の醍醐味。

スカイプロムナード西側から見たJPセントラルタワーズとJRゲートタワーの高層ビル群。
西側の風景。JPセントラルタワーズやJRゲートタワーの高層ビルが目の前にたっている風景。

スカイプロムナードの屋内エリアに設置されたソファの様子
展望台内にはゆったり座れるソファも配置されています。

スカイプロムナードの長く続く屋外展望スペース。デッキベンチエリアでは座って名古屋の街を眺められるます。
座って名古屋の街を眺められるデッキベンチエリア。

スカイプロムナードの芝生エリアに設置されたハンギングチェアと南側の景色。
芝生エリアには人工芝とハンギングチェアがあり、南側の風景をゆったりと座って楽しめます。

スカイプロムナードの芝生エリアに置かれたクッション付きシェーズロングチェア。
芝生エリアには他にもシェーズロングがあり、クッションにもたれて外の景色をゆったり楽しめます。

スカイプロムナードの撮影スポットに設置された白いチェアと名古屋のパノラマビュー。
撮影できるフォトスポットがありました。窓の外に広がる街並みと一緒に記念写真が撮れます。

ミッドランドスクエアの屋上にある構造。吹き抜けが見える。
ミッドランドスクエアの屋上にある構造。吹き抜けが見える。

夜のスカイプロムナード|宝石のような夜景を撮る

名古屋の夜景フォトギャラリー

今回ご紹介する夜景写真は、すべて iPhone 14 Pro を使用して撮影しました。
撮影にはLightroomモバイルアプリのDNG(RAW)形式を活用し、後からLightroom Classicで現像を行っています。スマートフォンでも、反射対策や構図の工夫、編集によって、展望台からの夜景をしっかりと表現できます。

スカイプロムナードのガラス越しに望む西側の夕景。高層ビルと街明かり、雲の広がる空が写っている。
日の入り後の西側の風景。雲が広がり、夕日は見えなかったものの、街の明かりが少しずつ灯りはじめていました。

スカイプロムナードから見た北方向の夜景。夕暮れ空の下に広がる名古屋の街並みと、点灯し始めた建物や道路の灯りが印象的。
日の入り後の北側の風景。空がまだ青く残る中、街の明かりが少しずつ灯り始めていきます。

スカイプロムナードから見下ろした名古屋駅南側の夜景。ビル群と交差点がライトアップされ、日没後の空に溶け込むような光景。
日の入り後の南側の風景。高層階から見下ろすと、街が徐々に夜の表情に変わっていく様子がよくわかります。

スカイプロムナードから見た名古屋市東側の夜景。高層ビル群と街の明かりが輝きます。
東側の夜景。高層ビル群と街の明かりが輝きます。

スカイプロムナードから見た北側の夜景。暗闇の中に市街地の灯りが広がり、奥にはライトアップされた名古屋城も見える。
夜が深まり、北側の街並みに無数の灯りが浮かび上がります。遠くにはライトアップされた名古屋城の姿も。

スカイプロムナードから望遠レンズで撮影した名古屋城の夜景。ライトアップされた城が市街地の中にくっきりと浮かび上がっている。
名古屋城をiPhoneの望遠レンズで撮影。Lightroomでノイズ除去や補正を行いました。

夏の楽しみ方|スカイプロムナードから花火大会が見える!

夏のスカイプロムナードでは、名古屋周辺で開催される複数の花火大会を展望フロアから見ることができます。地上220mからの視界は非常に広く、名古屋の街並みとともに遠くの夜空に浮かぶ花火を楽しめるのが魅力です。

訪問時には、以下のような案内ボードが展望台の前に設置されていました👇特に7月は花火の連日開催が多く、夜景+花火の写真を狙いたい方にも絶好のタイミングです。

スカイプロムナード展望台に掲示された2025年7月の花火大会情報ボード。春日井市民納涼まつり、名古屋みなと祭りなどの予定が書かれている
スカイプロムナードから見える花火大会の日程が掲示された案内ボード(2025年7月撮影)

2025年7月 花火大会スケジュール(案内ボードより)

  • 7月19日(土) 春日井市民納涼まつり
  • 7月21日(月・祝) 海の日 名古屋みなと祭り
  • 7月26日(土) 大垣花火大会
  • 7月26日(土) 桑名 水郷花火
  • 7月27日(日) 豊田おいでんまつり花火大会

写真撮影のコツ|構図・反射対策・スマホ撮影のポイントも紹介

夜のスカイプロムナードからは、名古屋の街に広がる宝石のような夜景が楽しめます。写真に収める際は、構図はもちろん、光の映り込み対策が重要なポイントになります。

今回の撮影では、iPhone 14 ProのLightroomモバイル版アプリでDNG(RAW)形式撮影を行い、Lightroom Classicで編集を加えました。一眼レフと三脚を使った本格的な夜景撮影には及ばないものの、スマホでも工夫次第で美しい仕上がりになります。

反射対策として意識したのは、窓ガラスにスマホのレンズを密着させること。展望スペースのうち、46階は窓から離れているため反射が入りやすいですが、44階は窓ガラスに近く、密着撮影に適しています

一眼レフなどで本格撮影する場合は、ラバーフード(遮光フード)を使用することで、ガラス面への映り込みをしっかり防ぐことができます。

街の明かりがしっかり浮かび上がるように、露出設定にも注意を払いましょう。マニュアル設定が可能なカメラアプリや編集ソフトを活用すると、明暗のバランスが取りやすくなります。

夜景撮影でよくあるのが、展望台などガラス越しの風景を撮るときに室内の光や自分の姿が映り込んでしまうこと
そんなときに便利なのが「ラバーフード(遮光フード)」です。

柔らかい素材でできており、レンズに装着してガラス面にぴったり密着させることで、映り込みを防ぐことができます。旅行や展望撮影にも1つあると安心です。

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iPhoneでのRAW撮影のメリットと注意点

iPhone 14 Proなどのモデルでは、DNG形式(RAW)での撮影が可能になっており、スマホでもより本格的な写真編集ができます。RAW形式で撮ることで、明るさや色の情報をより多く残すことができるため、夜景のような光の強弱が大きい場面でも階調豊かに仕上げられます。

メリット

  • 露出やホワイトバランスなどを細かく調整できる
  • 後からLightroomなどで細かい編集がしやすい
  • 画質の劣化が少なく、JPEGでは出せない高精細でクリアな仕上がり

注意点

  • RAWファイルは容量が大きくなるため、ストレージを圧迫しやすい
  • 編集前提のため、そのままだとやや眠い画像に見えることがある
  • 暗所では手ブレやノイズも出やすいため、しっかり構えて撮影を

スマホ撮影でも、撮影時の工夫とRAW現像を組み合わせれば、本格的な夜景写真に近づけることができます。旅行やフォトスポットでの記録にもぴったりの方法です。

本記事の写真は、iPhone 14 Proで撮影して、Adobe Lightroomで現像・編集を行っています。
色味の調整や画像のノイズ除去などで仕上がりが良くなります。
Adobe Lightroom(公式サイト)はこちら。

Adobe Lightroom

昼と夜でどう違う?再入場制度を活用した楽しみ方

スカイプロムナードの魅力は、時間帯によってまったく異なる表情を見せてくれるところです。日中は名古屋の街並みがくっきりと見渡せ、青空と雲、建物のコントラストが美しく、一方、夜は宝石のように煌めく夜景が広がります。

そんな「昼と夜、どちらも見たい!」という方におすすめなのが、当日中に何度でも再入場が可能な1日券です。

スカイプロムナードの1日券・再入場案内のボード

スカイプロムナードでは、追加料金300円で1日券の購入が可能。日中の明るい景色を楽しんだ後、休憩や食事を挟んでから、再び夜の時間帯に訪れることができます。
再入場はスタッフに声をかけるだけでOK。エレベーターでの移動もスムーズなので、暑い夏の日でも快適に過ごせます。
私自身も追加料金を払って、再度、スカイプロムナードを訪れてみました。

まとめ|昼夜どちらも楽しめる展望体験

名古屋駅直結のスカイプロムナードは、昼も夜も楽しめる展望スポットとして、観光客にも写真愛好家にもおすすめの場所です。

昼は、遠くまで見渡せるパノラマビューと、名古屋城や市街地の構造がはっきり見えるクリアな光景が魅力。夜は、街に灯る無数の明かりが織りなす幻想的な夜景が広がり、昼間とはまったく異なる世界が目の前に広がります。

再入場可能な1日券(追加300円)を活用すれば、同じ日に昼と夜の表情をどちらも楽しめるのが大きなポイント。特に、マジックアワーのタイミングを狙えば、空の色が刻一刻と変化し、撮影チャンスとしても最適です。

また、スマホでもRAW撮影や編集を工夫することで、美しい仕上がりを目指すことができます。

「空中散歩」という言葉がぴったりの、スカイプロムナードでの展望体験。
ぜひ、あなたも昼と夜、両方の景色を見比べながら、名古屋の魅力を存分に味わってみてください。

アクセス情報

スカイプロムナード

  • 住所:愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7-1 ミッドランドスクエア 44~46階
  • 最寄駅:JR名古屋駅 徒歩約5分、地下鉄「名古屋駅」直結
  • 営業時間:11:00〜22:00(最終入場21:30)※季節により変更あり
  • 入場料:
    大人(18歳以上):1,000円
    シルバー(65歳以上):500円
    中高生:500円
    小学生:300円(土日祝は無料)
  • 公式サイト:屋外展望台 スカイプロムナード

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